α7 F16・1/1.6s・ISO1600 敏腕レコーディング・エンジニアのスタジオ にお邪魔して「卓」を撮らせてもらった。拡 大してみると画面の隅々まで、つまみの文字 を鮮明に読み取ることができた。 ど上けはタッにー ライツ ラ問 長 れ 画 ル ク 持 を エルマー 35mmF3.5 題いど面でのち介 が標、周使短出しンイ な 準 35 辺 う い し て ズ カ い、ミの場ラてαにM と望リ色合イみ 7 コと 感遠もか、カたにシ L じにしぶ気レ。取ナマ たつくりがンフり製ウ 。いはだかズラ付アン 28 て そ と り を ン け ダ ト ミはれ思なデジ、プの リ殆以うのジバ街タレ ををシ影ンーっり個よ 見しナ距ト用た、々り せて製離レに。一のも α7 てくアのン開ま概レ短 く れ ダ 遠 ズ 発 た に ン フォクトレンダー れ る プ さ の さ 、 言 ズ い た の タ に 弱 れ レ う に レ ウルトロン 21mmF1.8 Aspherical 。 で ー つ 点 た ン こ よ ン 、 は い で M ジ と っ ズ F4・1/1000s・ISO1600 新 十 て あ 及 フ は て に かのう みつる 渋谷、宮下公園横の歩道を歩くふたり。いつも日陰になって し 分 、 る び ァ で 違 つ プロフィールは 35 ページを参照。 いる印象で、あまり歩かないところだけど、素敵な並木とふ たりを撮れて、歩いてみるものだと思った。 いなこ最 L イきいい 世補の短マンながて 界正コ撮ウダかあは051 TEXT/加納 満
LUMIX GMで解く 形と写りの 方程式 毎日持ち歩ける大きさのLUMIX GM。日常的 に持ち歩くからこそ、見た目も写りも追求したい もの。マウントアダプターをつけることで更に広 がるレンズ群との組み合わせから、自分にあっ た快適な答えを求めてみよう。 PHOTO&TEXT/北郷 仁 TEXT/山本怜央(編集部) レイクォール ライカ LM-M4/3 ズミクロン 50mmF2 Mマウントのレンズをマイ 第 4 世代のズミクロン 50mm。 クロフォーサーズマウントの ディスティネーションを最小 ボディで使用するためのマウ 限に抑えており、近接での歪 ントアダプター。希望小売価 みがほとんどない。色再現も 格 1 万 9950 円。 忠実で信頼の高いレンズ。 LUMIX GM レイクォール ライカ LM-M4/3 ズマロン 35mmF2.8 シンプルなので、様々なレン 高屈折率のランタンガラスを ズとあわせてもスタイルを崩 使って収差補正をし、解像度 さない。LUMIX GMとの相性 と色再現性を向上させた単層 もいい。 コーティングのレンズ。M3 用のメガネ付きもある。LUMIX GM spec. パナソニックマウント マイクロフォーサーズ LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.撮像素子 4/3LiveCMOSセンサー 小型・軽量のパンケーキレンズ。開放か らシャープな解像力がある。最短撮影距有効画素数 約1600万画素 離 18cm と広角マクロ撮影にも向く。希 望小売価格 4 万 9875 円。AF方式 映像検出によるTTL方式 オリンパスシャッター速度 静止画:1/16000〜60秒 ボディキャップレンズ 15mmF8大きさ 約98.5W×54.9H×30.4Dmm 薄さ 9mm、重さ 22g のレンズ。普段は質量 約204g(本体のみ) ボディキャップ、撮影時にはスナップ用 パンフォーカスレンズとして使用できる。価格 オープン(実勢価格約7万5900円) 希望小売価格 6825 円。 052
レンズが大きいがバランスは良好 今回使用したズミクロンは、1994 年から販売された第 4 世代のもの。描写 はコントラストが高く、色再現がよい。絞りを問わずしっかりとした像を結 ぶ、優等生のレンズだ。往年のレンズのような描写の面白味は少ないけれど、 非常に実用的ではある。GM との組み合わせでは、35mm 版換算 100mm の 中望遠レンズになる。GM ボディが軽く小さいために、まるでレンズだけを ホールディングしているようで、操作性は意外とよかった。 LUMIX GM + ズミクロン 50mmF2 F2・1/800s・-0.7EV・ISO400・ F2.8・1/16000s・-0.7EV・ JPG・WB:オート ISO400・JPG・WB:オート 絞り開放、最短撮影距離の 0.7m で 順光の硬い光であるが、 撮影。レンズの欠点が露呈しやすい 豊富なトーンでその光を 状況ではあるが、ボケ味が素直で気 見たままにうまく再現で 持ちいい写り。 きているように思う。053 TEXT/北郷 仁
ズマロンを中望遠で楽しむ斬新さ ズマロン 35mm は F3.5 と F2.8 があるが、今回使用したのは F2.8 で M マウン トのズマロン。製産期間が長く、多少のバリエーションと個体差があるが、 トーンが豊富でなめらかな写りはライカレンズらしく個性的だ。GM に装着 すると 35mm 版換算 70mm の中望遠レンズとなり、画角的には新鮮である。 こちらも前頁のズミクロン 50mm と同様、GM ボディよりもレンズが重いが、 操作性は思いのほか悪くなかった。LUMIX GM + ズマロン 35mmF2.8F2.8・1/2000s・-0.7EV・ISO200・ F2.8・1/6400s・ISO400・JPG・WB:オート JPG・WB:オート蒲団の質感描写がいい。カラフルな 露出差がだいぶある状況にもかかわ壁面は実際より彩度が低め。決して らず、ハイライトは飛ばず、シャド欠点ではなく、GM はむしろこのレ ーもつぶれない。やわらかなトーンンズの個性を引き出している。 がこのレンズの持ち味だ。 054
LUMIX GM + LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH. パンケーキレンズは相性抜群 GM によく似合う、コンパクトな 14mm。全長が短い設計のい わゆるパンケーキレンズだ。描写もシャープで歪曲収差も少な く、性能に手を抜いていないことにも好感が持てる。さすがに 純正レンズだけあって、カメラとのマッチングは素晴らしく、 AF などの機能がフルで使える点はとても使い勝手が良かった。 気軽に持ち出したいレンズだ。 F2.5・1/10000s・-0.7EV・ISO200・JPG・WB:オート 店先に置かれた椅子。光が当たっている脚を少しでも強調したくて、絞りは開放。 露出補正で少しだけアンダーに。 小さくてマニュアルも楽しめる ボディキャップに小さなレンズが付いているユニークなレンズだ。フォーカスレバーも 付いているが、ほぼパンフォーカスになるので、ピント合わせはほぼ不要。その名前の 通り、キャップのように軽量で薄いために、1 本のレンズとは思えないほど、携帯性は 抜群によい。写りに関しては好みが分かれるところで、カリカリとしたシャープさでは ないけれど、実勢価格約 5000 円のレンズとしては、驚くべき描写でよく写る。 LUMIX GM + ボディキャップレンズ 15mmF8 1/400s・-1EV・ISO400・ JPG・WB:オート 横浜馬車道にて。ピントは鋭く はないものの、味わい深いソフ トな描写だ。シンプルなレンズ 構成独特の優しい描写。055
写真が誕生して百数十年余。偉大なる巨匠の名作はいつだって僕たちの心をわし掴みにする。 あんな写真を撮ってみたい─。 そこにあるのは、「オマージュ」とか「模倣」なんて仰々しいものではなく、極めて純粋な憧れと探究心だ。 巨匠の構図、色、カメラ、撮影スタイル、トーン、粒子…。心打たれたポイントを、自分流にたどってみよう。 大いに真似して、学んで、何度も打ちのめされながら、どんどん写真の深みにはまっていこう。 写真は難しい。写真は奥が深い。だから写真はとても楽しい。撮って感じろ Like 三好耕三 Like Josef Koudelka086 恩師に憧れ 8º10カメラを担ぐ 092 クーデルカ調に渋パノラマを撮る Like Ed Van Der Elsken / Cindy Sherman Like 林 忠彦088 エルスケン風に 094 林 忠彦のポートレート構図を学ぶ 物語のある写真を目指す Like Lee Friedlander Like Mark Borthwick 095 フリードランダーのテーマ性090 ボスウィック風に光を捉える Like 森谷 修 Like Henri Cartier-Bresson 096 森谷流 6º6 構図を会得する091 ブレッソン風幾何学構図で撮る Like Robert Mapplethorpe Like 齋藤亮一 098 天才写真家に惚れ 齋藤さんが 撮りそうな木を写す 手にしたハッセル TEXT/馬庭あい(編集部) 0 5 6
特集 憧れの名作は僕たちの教科書だ!名作を見て Like Eugène Atget Like Michael Kenna 060 アジェに思いを馳せて旅を巡る 076 ケンナ風長時間露光にトライ! Like 植田正治 Like Michael Kenna 068 植田調に憧れる 078 雪景色をケンナ風構図で撮る Like 石内 都 Like William Eggleston 070 石内 都をたどる in ヨコスカ 080 エグルストンのニューカラーに プリントで近付ける Like 牛腸茂雄 / Irving Penn Like Elliott Erwitt / Robert Doisneau 072 コントラストを操り 名作風に焼き分ける 082 アーウィットやドアノーのような 情景を描く Like Mario Giacomelli 084 巨匠風に愛機ºポートレートを 074 ジャコメッリ的 粋に撮る ハイコントラストに挑戦057
Introduction-1 れ ン の ン ア ム で バ ッ ・ そ ポ そ フ こ だ 大 な作 れ が 広 は ン ス あ ー ク ス れ ー れ ィ 20 と し 変 進 現偉が ば 持 告 そ リ の り ト ス テ ら ト を ル世 も そ あ 歩 同 っ 塔 の ・ ハ 、 ・ 大 ィ は レ 撮 ム紀 あ の り は フ ジ 代大デ撮 じ て で 意 カ ッ そ キ 型 ー 例 ー 影 カの る 反 が 、 ォ タ よ い あ 味 ル セ し ャ 一 グ え ト し メ世 。 面 た 我 ン ル のなれ う る っ で テ ル て パ 眼 リ ば が た 界 、 い 々 の カる な ラ た 最 ィ ブ ア の レ ッ 、 沢 偉 ラ 的 何 こ カ こ メ 正撮」。 素 イ 。「 大 エ ラ ン コ フ ツ ア 山 大 で な と と メ れ ラ しこ 晴 カ ブ の = ッ セ ン で の ル 残 な 撮 名 な で ラ だ と い 影れ ら を レ ラ ブ ド ル タ あ グ フ っ 写 影 作 く あ 人 け ス カ スは し 手 ッ イ レ で ・ ッ り ラ レ て 真 さ 写 寂 る 類 の マ メ タ共 い に ソ ツ ッ あ ア ク 、 フ ッ い 家 れ 真 し 。 に 大 ー ラ イ同 傑 入 社 ソ る ダ ス ロ レ ド る の た は い た は 変 ト 人 ル幻 。 。 。 、 生 を想 の 生 真ル だ 性 い に っ 女 い 的 ル 義 た の デ ャ 在 そ 略 ー で き 似ムけ豊てなた子ななカ者ししはジンののフでには 方 るカでか面るり高い写メだはか非タヌ写時ィもとあ で こメはな白のす生と真ラかカし常ル・真代ルあっる あ とラやカいもるが考家のらメ心にカダ家のムっての る はのっメ。今コソえが時、ラ配困メルが映カたはだ 、ビ て ラ 実 の ミ 連 登 代 近 に す 難 ラ ク い 像 。 非 がタ い 人 際 時 ッ 製 て 場 に い 関 る で 「で 」 た の メ 常 、ミ け 類 の 代 ク の い す 名 将 し 事 あ 時 で 。カ 旗 ラ に カン な は と を が キ る る を 来 て は る 代 あ メ 手 の 効 メが い デ こ 反 大 エ の の 残 に は 無 。 を る ラ と 時 果 ラ必 。 ジ ろ 映 ヒ フ で は す デ 楽 い 作 。 の「 い 代 的 メ須 フ カ 、 し ッ を あ 間 世 ジ 天 。 る 一 ジ う に な ーな ィ メ 感 て ト 使 る 違 界 タ 主 あ 」 方 存 は 戦 カ 。 、い に 「 あ コ そ つ ど ト る ア つ 速 リ だ 秘 の 写 のう 接 そ り ン の ま も世 リ で ム い 度 ー 、 密 使 真あ で錯 近 れ ハ タ 剽 り 撮界 ッ 現 ・ て は ・ そ な い 家た あ覚 で と ッ ッ 窃 こ 影的 ク 代 ク い 足 フ の ど ぶ にし るは き 同 セ ク の の すに な 舞 ラ け の リ 撮 何 り 同が 。、 る じ ル ス 道 世 る偉 も 踊 イ な 速 ー 影 も を 行、じ の 道 ブ で 具 界 の大 の の ン か い ド 速 な 見 しいつ で 具 ラ あ が の はな で よ の っ あ ラ 度 い た てわは は を ッ り ラ 剽 現写 あ う 撮 た た ン が の 経 彼ゆ我 な 持 ド ロ イ 窃 実真 っ な 影 し し ダ 非 で 験 らるら い て な ー カ で の家 た エ ぶ 、 な ー 常 あ に の世の か ば の ラ で あ コと 。 キ り ウ ど の に る よ ラ界時 」 彼 だ イ あ る ピい セ は ィ で 歩 速 。 れ イ的代 と ら 。 で り 。 ーえ ン ま リ も 行 い た ば カな 、 。 、ヨ る イ ト リ 代 あ ム る ラ 40 ツ れ 途 当 印 の し の のゼよルでのジがる、。ー年刊た半時象騎も写で正フうを有ジョ逆。後前作前『結端の派手べ真あし・に変名プセ転印者者品のラ果なカめでで家るいスなえだシフし象ははとカイで描ラくああは。カデ っ て が ー ・ て か 最 40 比 ラ カ も 写 ー っ る カ メ 田 TEXTク た パ 、 の ク い ら 近 年 較 ー 、 あ が ネ パ た 。 メ ラ 中/の 。 ノ 最 ス ー る す の 前 す 作 マ っ 好 ガ ス エ ニ ラ 人 長真 こ ラ 近 ナ デ の る カ の る 品 イ た 意 フ テ グ ュ と 生 徳似 れ マ は ッ ル で と ラ コ こ と ラ 。 的 ィ ル ル ー フ のな は 写 そ プ カ あ ま ー ダ と 最 イ あ に ル カ ス カ ィ 生の じ 真 の シ は る さ ネ ク が 近 フ た 評 ム ラ ト ラ ル きで つ を ス ョ 35 。 に ガ ロ で の 』 し 価 の ー ン ー ム 方あ は 撮 タ ッ ミ 時 で ー き カ で の さ 中 は の 派 の な 、で の と ィ は を は 撮 作 そ ル そ そ スにず巨るあスこでルたあ学面影をれをこも彼 デ私が匠。るテれあタだたぶ白ス辿な真で我ら ク淑なスチ。ッもっーひしかいタりら似せ々の にしいデェ プ ま た を が が 。 イ な 我 し め に 偉 回た。クコ と た 。 つ と 彼 大 真 ル が 々 て て は 大 帰ク亡に出 し 、 け つ ら 切 似 を ら に み 彼 剽 な しー命影身 て 名 な 「、 か な し 真 、 も よ ら 窃 芸 たデし響の は 作 い レ ら の て 似 そ 許 う の し 術 。ルてをク 大 誕 」 ン 学 で そ し の さ で 撮 よ な カブ受ー 事生 とズんあこて偉れは影うど はレけデ なの いにだるかみ大るなスも、 、ッなル こ最 うはこ。らるな。いタなそ まソいカ と初 こフと 何のる名かイいも たンはが 。。 058
左/マリオ・ジャコメッリ 右/アンリ・カルティエ=ブレッソン Scanno(1957 年) Aquila,the Abruzzi,Italy(1951 年) (写真集『黒と白の往還の果てに』) (写真集『Europeans』) Introduction-2 巨匠も巨匠に学んでいた アンリ・カルティエ=ブレッソンが撮影したイタリア・スカンノを、マリオ・ジ ャコメッリはその 6 年後に撮影している。ジャコメッリがブレッソンの作品を意 識していることは明らかだ。ただしそこにはハイコントラストなジャコメッリ的 味付けがほどこされ、オマージュを込めて描くジャコメッリのスカンノがある。059 TEXT/馬庭あい(編集部)
アジェはいまなお人々に影 響を与える。左から、アジ ェの写真集。アジェをオマ ージュしたクリストファー ・ラウシェンバーグの写真 集。稲垣さんの 8×10 作品。 構図/カメラ Like Eugène Atgetアジェに思いを馳せて旅を巡る PHOTO & TEACHER/稲垣徳文 近代写真の父、ウジェーヌ・アジェ。アジェを敬愛する写真家の稲垣徳文さんは、その足 跡をたずねて何度もパリに足を運んでいる。アジェが写した100年後のパリの街並みを、 ときにアジェと同じ大判カメラで、ときに最新のデジタルカメラで、思いを込めて描く。 TEXT/稲垣徳文、馬庭あい(編集部) 0 6 0
ア陽 ア た た を 得 で ど と 則 だ の な のジ。路訪一で撮柔、薄な。街も 高ェ街地れ昨き影らア暗交坂はの いのものた年るしかジい差道三がうジ 時 写 生 濡 時 、 。 て な ェ 路 点 も 叉 あ で ェ 間真きれ、初 いラが地に多路る撮の に 集 た 雨 め たイ曇かなくの。れパ 日 に 生 石 上 て とテりらる、宝地なリ な は き 畳 が ア いィの空。十庫図いに た 雨 し が り ジ うン日を 字ので密は で の て 美 に ェ 逸グや見 路よ見度、 撮 パ 見 し 撮 の 話を早上 もうるの撮 影 リ え か 影 パ も選朝げ 不なパよれ し も た っ し リ 納んなる 規街リうそ 、 。 どのがび合判にが確るア当 ルラレた 使 長 18 に わ レ 据 つ な 。 ジ ) 1 を イ ン ポ えい㎝相せンえか位写ェを 8 表テズー な蛇に当るズレな置真の装 0 現ィなト か腹なすとはンいを集撮着㎜でンらレ っでるる焦遠ズよ探と影し(きグ、ー た は の 。 点 景 を う る 見 ポ た 35 る で よ ト Deardorff 8×10 。アで 1 距にラに。比ジデ㎜よもりも オデ 8 離フイカ建べシィ判う街アあ マホガニーにステンレスパーツを組み合わせたフィールドカメラの完 リィ 0 がォズメ物なョア換にのクる 成形。クラシックなスタイルで質実剛健の実用カメラだ。4×5 ほど をア㎜蛇ーすラにがンド算思デテ。 高度なアオリは使えず、「大きなコンパクトカメラ」といった操作感。 ほ ド は 腹 カ る を パ ら に ル 25 え ィ ィ 現 セッティング、撮影そのものが楽しい。レンズはフジノンとシュナイ とル蛇のス。水ー、据フ㎜たテブ代 ダーを揃えた。シャープでも硬すぎない描写が気に入っている。 んフ腹伸を大平ス正えを相。ーなの ーれてな感のすン・ メなンこ地い スない印が印るのクまーいズとをくア ペいる象強象パパーたジがでに広さジ ク密。に調よリンル、よ、はよ角びェ テ度アすさりのテ寺モり実画るレ形の ィはジるれ遥ラオ院ンず際面。ンに写 ブ 、 ェ こ た か ン ン や マ っ の 上 25 ズ な す だ大のと遠にドなカルと路、㎜でる路 け判撮な景大マどルト狭地窮相見の地 でカれくをきー遠チルいは屈当上はの はメそ引フいク景ェの。写なのげ、空 証ラうきラ。はに・サ 真印広て狭が 明ので締ッ遠写登ラク の象角いい細 でパ撮めト近真場タレ イはレる路長 FUJIFILM XQ1 き ジ る 「 も リ よ る る ン た よ ト o き て ェ 」 ア 多 ジ カ り と 。 も 。 う の 1 8 な FUJIFILM X-Pro1 い の と ジ か ャ メ 近 、 X な X に シ と × い る パ の ェ っ ン ラ く ア Q く F ア ャ X 10 構 XQ1(左)は、例えるならリモワのトランクやモレスキンの手帳。旅 と リ 答 な た に の 収 ジ 1 す 14 ク ッ Q の 図 に欠かせない小さな相棒だ。アジェの広角の画角をイメージし、つね 実 は え ら 。 話 セ ま ェ は っ ㎜ テ タ 1 撮 の に広角側 25mm で撮影した。X-Pro1 には XF14mm レンズを装着。デ 感 今 が も 写 し ッ り の 25 き は ィ ー で 影 絶 ィストーションのないこの 14mm の描写は一押しだ。モノクロの描 し も 返 ち 真 か テ が 画 ㎜ り デ ブ チ ス 後 妙 写も素晴らしい。アジェのパリには欠かせない 1 本。 た 人 っ ろ 集 け ィ 良 角 相 と ィ な ャ ナ は さ 。々てんをらンかと当街ス瞬ンッ、に のき知見れグっ画でをト間スプ X あ 中たっせる中た面撮描ーををシ–る に。てるこ、。比影写シ狙待ョ P 。 生アいととパ にすすョっつッ r いながき のりふみ ウジェーヌ・アジェ (1857-1927) 1970 年 東 京 都 生 ま れ。 新聞社出版写真部の嘱託 近代写真の父と呼ばれるフランスの写真家。 カメラマンを経てフリー 木製暗箱カメラを使い、おもに画家の資料 に。中国シルクロードを 用の写真として、1898 年頃から約 30 年の はじめ、南極など訪れた 間に、パリの建築や人々、生活風景などを 国・地域は 50 か国を越 約 8000 枚の写真に残した。 え る。 現 在、 雑 誌 掲 載、 写真展ほか、カタログ撮 影などでも活躍。ライカ、 旅、自転車を愛する。著 書に『旅、ときどきライ カ 』( 枻 文 庫 ) が あ る。 日本写真協会会員。061
アジェは気に入った場所があると、日を変え、角度を変え、何度も撮影した 大判カメラ、時にという。稲垣さんは、一昨年は 8×10 と 4×5 で、そして今回は 8×10 と 2 デジタルで何度もたどる台のデジタルカメラでアジェのパリをたどった。このページに掲載した街角のように、同じ場所でも画角や光線が少し変わるだけで新たな発見がある。 オリジナル POINT画角やケラレもできるだけ忠実にイメージサークルの狭いレンズを使い画面上部がケラレ、よりオリジナルに近いイメージになった。 他にもアジェをたどっている人がいた Christopher Rauschenberg『PARIS CHANGING』 (2007 年・Princeton Architectural Press 刊) 右のアジェ作品のオマージュとして 1998 年にク リストファー・ラウシェンバーグが撮影したもの。 アジェによるオリジナル作品。街角のプロ、アジェのよう 道の広がり方や画面下側 さらに、左にある 2013 年撮影の稲垣さんの写真に垂直をしっかり出す。 の開き具合も忠実に再現。 を見ると手前のテナントの変遷が伺える。 母子の配置に注意 セオリーどおりに して影が長く伸び 曇 り の 日 に 撮 影。 る 瞬 間 を 待 っ た。 自動車は時代の指 広角は画面の傾き 標になる。改装中 や水平に気をつけ のカフェの窓ガラ る。カラーでもモ スには毎日ビラが ノトーンのような 貼られイタチごっ イメージになる。 こが続いていた。FUJIFILM X-Pro1・XF14mmF2.8R・F8・1/125s・ISO320 NAGAOKA 4×5・SUPER ANGULON 90mmF5.6・F22・1/30s・ NEOPAN 100 ACROSアジェ旅におすすめの写真集 PHOTO POCHE シリ 上述の『PARIS CHAN ーズの『Eugène Atget』。 GING』。 ク リ ス ト フ 大手 TASCHEN 発行の 撮影地の住所が番地ま ァー・ラウシェンバー 『Paris Eugène Atget』。 で記されていて、これ グが 1997-98 年にかけ 作品をじっくり鑑賞す が撮影地をたどる手が てアジェ作品をたどり るならこちらがおすす かりになった。 比較掲載した写真集。 めだ。 062
Deardorff 8×10・FUJINON W180mmF5.6・F22・1/30s・NEOPAN 100 ACROS 路地に日が射し込むのはおよそ 15 分。日なたと日陰、それぞれ雰囲気の異なる描写になった。 第一世代のフジノン W180mm のイメージサークルは φ305。実用上 8×10 をカバーする。063
FUJIFILM XQ1・F5.6・1/75s・ISO200 オリジナルカメラを水平に構えるとコンパクトカメラでも大判のような歪みのないスッキリした構図になる。広角のタテ位置は地面の割合が大きくなるので、石畳の描写が生きてくる。 Christopher Rauschenberg 『PARIS CHANGING』 064
FUJIFILM XQ1・F5.6・1/25s・ISO100 オリジナル いつもは観光客で賑わうモンマルトルの丘も、雨の日は ひっそりしていた。オリジナルのままに街が残る。かつ Christopher Rauschenberg ては街路樹がなかった。遠景のサクレ・クール寺院が画 『PARIS CHANGING』 面を引き締める。 POINT 100年を経ても変わらぬパリの風景を味わう ご覧のとおり、パリには 100 年も前の風景が残っている。 街角にアジェの足跡を見つけたようで嬉しくなる。アジ ェが愛した街並みに敬意を払いながらシャッターを切る。065
Deardorff 8×10・FUJINON W180mmF5.6・F22・1/30s・NEOPAN 100 ACROS 傾いた壁のある建物をアジェは選んだ。薄日を待ち、壁のディテールをしっかり描写した。 066
何を学んだ? 特徴的な屋根裏は オリジナル いまも変わらず残 広角+街角の っていた。 Christopher Rauschenberg ダイナミックな描き方 『PARIS CHANGING』 オリジナル同様に 広角レンズのパースペクティ 建物に日が当たっ オリジナル ブを生かした被写界深度の深 た瞬間を狙った。 い 描 写 は 風 景 撮 影 の 基 本。 Eugène Atget 「なぜその場所でなければな 『Eugène Atget』 らなかったのか?」構図決定 (2010 年・ACTES SUD 刊) の過程を再確認できた。 人間味ある情景を 捉える楽しみ 不規則に変化する道幅や、三 叉路、およそ都市計画で作ら れた街にはない人間味ある情 景を、アジェは様々な視点か ら巧みに表現していた。 FUJIFILM XQ1・F5.6・1/500s・ISO200 歩道が日陰になるのを 待ち、ライティングに オリジナル 変化をつけた。ヨコ位 置で建物に正対する構 図はアジェには珍しい。 バルコニーの柵もオリ ジナルのまま。100 年 前はホテルだった。 オリジナル Christopher Rauschenberg 『Eugène Atget』 『PARIS CHANGING』 FUJIFILM X-Pro1・XF14mmF2.8R・F4・1/125s・ISO400 FUJIFILM X-Pro1・XF14mmF2.8R・F4・1/250s・ISO200 アジェも雨上がりに撮影した路地。アスファルトでも濡れた路面に空が映り込 遠景にパンテオンを配置。空を仰ぐような構図のため手前の建物に強くパース む。緩やかにカーブする道をアジェは巧みにフレーミングしている。 がついた。アオリ補正なしではイメージがかなり違って見える。067
見調植 植 Like れ 田 田 ば と︶ 正 調/PHOTO & TEACHER 被 、誰 い 治 写 し う の 松 も 言 被 村 植体 が 葉 写 真 で 体 に秀 田 似 広 を て く オ 雄 正 み 知 ブ 治 た ら ジ 憧 く れ ェ れ な て の る る い よ 。植 る う 田 。実 に 調 験 配 に 精 し は 神 た 写、 や 演 真 遊 出 の び 写 楽 心 真 し が は み あ 海、 が ふ 外 詰 れ で ま た も っ 植 Ueda-cho 田 て正 い治 るの の写︵ だ真植 。を田 オリジナル OLYMPUS OM-1N・ZUIKO MACRO 90mmF2・F8・1/500s・Tri-X POINT「童暦」のなかの 1 枚に似せて、縦位置構図、ワンポイントの被写 体で、公園の水遊びで濡れてしまった少女の服を撮ってみた。 洗濯物がある風景 何を学んだ? 植田正治の写真を頭に入れて、彼が選ぶよ うな被写体を公園で探していたら偶然見つ ポイントとなる1点を入れる けた洗濯物。彼ならどうやって撮るだろう か、と考えながら構図を決めた。子供たち 風景のなかにポイントとなるものをひと が写っているカットもあったが、ポイント つ取り込むとことで、単なる風景写真に を絞り込むことでイメージが強調された。 物語が生まれるはずだ。植田調の秘密は そのあたりにあるのではないだろうか。 うえだしょうじ 植田正治『童暦』 リスペクトしながら真似るのは、決して (1913-2000) (1971 年・中央公論社刊) 悪いことではないとぼくは思っている。 1913 年、鳥取県生まれ。世界で最も注目 童暦(わらべごよみ)は 1955 年 された日本写真界の巨匠。生涯アマチュア 頃から 1970 年頃までに山陰地方 精神で、生地である鳥取県境港市を離れず、 を舞台に子供たちの姿を通して春 山陰の地を、常に斬新な眼差しで向き合い、 夏秋冬を描き、撮影された作品群 撮り続けた。2000 年死去。 をまとめた、植田正治を代表する 1 冊。上作品は「春」からの 1 枚。 TEXT/松村秀雄 068
HASSELBLAD 500C/M・Planar C80mmF2.8・F11・1/15s・Tri-X右の写真のバリエーションとしてカメラを 6×6 判に、季節を夏から冬に変更。同じ植田調を自分なりに少しだけ変化をつけてみた。 発 真 た 持 子 自 地 て び い れ か が し 彼 た モ び 植 ろ 頃 植点 か 今 の ち 供 身 に い 、 て そ 育 っ 何 か の 「 ぼ ア 心 シ 田 う に 誰 まつむら ひでお だらにだがたが寄た祭、こったなし構童くとにン正。憧に っ学しっシちそり。り海にた。の何図暦はペ溢プ治ぼれだら田 1951年、東京生まれ。 たんてたャやの添植がかは鳥そかかを」 1 ーれルだくてっき正 東京写真専門学校卒 のだ思。ッ風土っ田あら素取こ、が真を 9 ソただっにいてて治 業。日本テレビのス だこう タ 景 て 正 り 吹 朴 へ で す 違 似 何 7 ス 被 が た と た 写 い の チールカメラマンを とと。 ー を 地 写 治 、 く に 行 ぼ ぐ っ て 度 1 が 写 饒 。 っ 写 真 る 写 経たのち、1 年間 NY 。が植 を い を 真 は 砂 風 暮 っ く に て 写 も 年 交 体 舌 て 真 を の 真 で作品制作を行ない、 押 と 愛 を 、 丘 が ら て は は い 真 見 に 差 選 な は 家 撮 だ は 1980 年よりフリー 、田 さ お し 撮 そ が 季 す み 彼 わ て を 返 発 す び 構 、 は り ろ 、 ランスに。ミュージ ぼ正 せ し て り ん 広 節 人 た が か 、 撮 し 刊 る 。 図 そ い 始 う ど シャンの撮影をはじ く治 て む い 、 な が を 々 。 生 ら そ っ て さ 妙 ユ 。 れ る め 。 こ め、人物、風景、料 のの い 気 て 彼 土 っ 運 が ま な れ た 、 れ 。 ー 遊 が だ た か 理、建築と幅広いジ 出写 、 。 ャンルを手がける。069
横須賀DEEP 構図/技法 ×粗粒子 For 石内 都 石内都『YOKOSUKA AGAIN 1980-1990』 石内 都をたどる in ヨコスカ (1998 年・蒼穹舎刊) PHOTO/馬庭あい(編集部) 1979 年発売の『絶唱、横 須賀ストーリー』に続く 横須賀シリーズ。完結編 に『CLUB&COURTS YO KOSUKA YOKOHAMA』 がある。 STYLUS 1のラフモノクローム 作品が撮影されたのは約 30 年前。ほとんどの建物 いしうち みやこ(1947-) 石内さんは70年代から90年代に と T3 にデルタ 3200 で撮影し は姿を消し、撮影地も分からなかったが、一枚の写 かけて、自身が思春期を過ごした た。石内さんの愛機F3も持参。 真のスナックは現存することが判明。早速向かった。 群馬県に生まれ、思春期を神奈 神奈川・横須賀を撮影した。彼女 川 県 横 須 賀 市 で 過 ご す。1979 が強く向き合い粗粒子で表現した 年に写真集『APARTMENT』お 横須賀。そして作品を見て自分が よび写真展で第 4 回木村伊兵衛 引きつけられた横須賀。あの粒子 賞を受賞。代表作に「Mother's」 の世界の残り香があるのかどうか 「ひろしま」などがあり国内外 を知りたくて、カメラを手に訪れた。 で高い評価を得ている。 OLYMPUS STYLUS 1・F6・AE・ISO800・ラフモノクローム 両隣のお店は変わったが「スナック 赤レンガ」は健在だった。角度と人物配置に注意した。オリジナル POINT 写撮 ー 感 は 味 ー 思 衝 消 ん い ち 残 美 が 荒 そ た っンじなはがい動えもるろり実で、々れの 粗粒子の再現 てでたくなな入そて書がん香際儚石しまが み、いていいれのない、撮はにく内いで魅毅真 石内さんの粗粒子は濃 た今ま、。限やもくて熱影ほ横ロさイ粗か彦集 いネガを時間をかけて い度の実ネり街のない気地と須マんメ粒れさ『 現像プリントしたもの とは街際ガ、がだっるやはん賀ンのー子るん連 だそう。普通現像では 思静のにテ粗放とてと喧わどをテそジときに夜 ISO3200 で も あ ま り っか空自ィ粒つしいお騒ずなたィれしいっ見の 粒子が荒れなかった。 たに気分ブ子強たたりはかかどッはかえかせ街 再現するなら、高温現 。横にがなで烈ら。遠、にっっクどなばけて』 像+しっかり焼き込む 須合訪意撮な、粒い石残たただこか力だもを かアートフィルターで。 石内都『YOKOSUKA AGAIN 1980-1990』 賀うれ味るパ強子昔内っ。結っかっ強っら中 をトてで意ワいがにさても果た甘たくたっ藤 、。 。 TEXT/馬庭あい(編集部) 0 7 0
オリジナル 石内都 『YOKOSUKA AGAIN 1980-1990』 OLYMPUS STYLUS 1・F8・AE・ISO800・ラフモノクローム POINT まずこの場所が残っていたこと&見つけられたことが奇跡だが、画角や上下左右の開き、トーンなど、かなり粘って追求した。 画角、構図を読み解く ミーハーと言われようが構わない。 憧れるからこそ作品の秘密を知り たくなる。写真集とにらめっこし ながら画角や構図を探ってみよう。 オリジナル POINT 地元の人に聞き込む 「写真集を持って探す」「困ったら地元の人に聞く」、これはʠアジェ旅ʡ経験者 の稲垣徳文さんから以前教わったことだ。実際、今回はそれが大いに役立った。 石内都 『YOKOSUKA AGAIN 1980-1990』 OLYMPUS STYLUS 1・F4・AE・ どぶ板通りは印象が大きく変わっていた。この辺だろうか ISO800・ラフモノクローム と近くの「太田家具店」に尋ねると、ビンゴ。「これ、うち の看板ですよ」。作品になんとお店の昔の看板が写っていた。 太田家具店のお兄さんに教えても らった場所。下のアパートのすぐ これが太田家具店の昔の看板! 傍なのだが言われなければ絶対分 からない。愛すべき市松のタイル。 オリジナル オリジナル 石内都 石内都 『YOKOSUKA AGAIN 1980-1990』 『YOKOSUKA AGAIN OLYMPUS STYLUS 1・ 1980-1990』 F6・AE・ISO800・ OLYMPUS STYLUS 1・F6・AE・ ラフモノクローム ISO800・ラフモノクローム 太田家具店の話で位置と方角が合ってい たことを確信。石内さんはこのとき望遠 で撮っていたようで、写真集を見ながら 後ずさりして 135mm 相当で撮影した。 太田家具店のお 兄さんはその後 いまなお残って も親切に周辺の い た ア パ ー ト。 現存している場 何を学んだ? 生い茂る蔦は刈 所を一緒に回っ られていた。 て教えてくれた。 策の中に入れな 琴線に触れる その粒子の かったので外か モチーフを見つける 必然性を考える ら撮影。下にあ るのは防空壕だ。 「タイルを見るとなぜかドキドキし 粒子は感情であり文体。やみくも てしまう体質」と述べている石内 に「かっこいいから粗粒子!」で さん。じつは自分も同じ体質。好 はなく、自分の表現したいことを きなモチーフを持つと楽しい。 考えたうえで粒状感を選びたい。071 とてもお世話に なりました
軟調プリントで牛腸風に 牛腸茂雄風のやわらかい印象のプリン トは比較的アプローチしやすい。コン トラストを調整する号数フィルターを 使う際、思い切って 0 号や 1 号といっ た低い(=軟調)号数で試してみよう。 気に入らなければ号数を上げていけば よい。ポイントはある程度濃くするこ と。そうしないと黒が締まらず、ただ 軟調なだけの写真になってしまう。 オリジナルPHOTO/藤田一咲 アルゲントーン ポリウォームFB・1.5号フィルター使用 牛腸茂雄『SELF AND OTHERS』全体的にやわらかい印象。背景とのコントラスト感の差も小さい。 (1994 年・未來社) 牛腸の代表作とも言える写真集。友人に 顔 1.5 ア P たちや、家族、道すがら出会った子供仕や 号 ル H たちなどがすべて横位置で収まる。原上手 フ ゲ O 本は 1977 年に白亜館から出版された。がに ィ ン Tっや ル ト O ごちょうしげおたわ タ ー / (1946-1983)。ら ー ン 藤 1946 年、新潟県加茂市生まれ。家業 使 ポ 田 は金物屋。3 歳のとき胸椎カリエスで か 用 リ 一 生死の境をさまよう。1968 年桑沢デ さ ウ 咲 ザイン研究所写真専攻を卒業。グラフ が ォ ィック・デザインの仕事をしつつ作品 ー を撮りため発表。1983年心不全で死去。 出てム 硬1、F 調枚優B 、のし 牛ネい 腸ガ父 茂か親 雄ら風 風、 のア 軟ー 調ヴ とィ 焼ン きグ 分・ けペ たン 。風 の プリント Like 牛腸茂雄 / Irving Pennコントラストを操り名作風に焼き分ける PHOTO & TEACHER/GRAIN HOUSE 寺屋宣康 憧れの写真家のプリントに近づけたい!という思いに応えるべく、プリンターの寺屋 宣康さんに、本誌でもおなじみの写真家・藤田一咲さんの写真を、硬調と軟調に 焼き分けていただいた。目指すは硬調のアーヴィング・ペンと軟調の牛腸茂雄! TEXT/滝川景伍(編集部) 0 7 2
硬調プリントでペン風に アーヴィング・ペンのような硬い印象 のプリントを作るには、まず硬いネガ を作ることが重要。そうすれば比較的 楽に硬いプリントができる。号数フィ ルターの高めの番号(3 〜 5 号)を使い、 硬く露光する。バランスが崩れたとこ ろは、覆い焼きや、焼きこみなどで補 正し、自分のイメージに近いように硬 さを調整していくとよい。 オリジナル IRVING PENN『AUGEN-BLICKE』(1960 年・Simon and Schuster 独語版) 1960 年に発売されたアーヴィング・ ペンの代表作『MOMENTS PRESERV ED』 の ド イ ツ 語 版。 内 容 は 1940 〜 50 年代にヴォーグ誌に掲載された写 真で構成。 アーヴィング・ペン PHOTO/藤田一咲 アルゲントーン ポリウォームFB・3号フィルター使用 (1917-2009) 顔の頬、ハイライトが当たる部分を覆い焼きし、コントラスト感のある印象的な仕上がりに。 1917 年、アメリカニュージャージー 州ペインフィールド生まれ。ファッシ ョン、ポートレート、静物写真を手が けた 20 世紀後半を代表する写真家。 で 風 コ 4.5 ア P いにン 号 ル H 何を学んだ? POINT る。ト フ ゲ O 。向ラ ィ ン T 好みのコントラスト感を探せ ウォームトーンの印画紙を使う ル ト O かス タ ー / コントラスト感があるとは、見た感じの いいプリントを作るには、印画紙選びが っト ー ン 藤 コントラストが広く、ハイライトとシャ 重要。印画紙には純黒調と温黒調(ウォ て感 使 ポ 田 ドーがしっかりあるという意味。まずは ームトーン)があり、温黒調のほうが概 右を 用 リ 一 極端に硬調、軟調のプリントをし、次に して言えばグレードが高い。純黒調とは 側強 ウ 咲 自分の好みのコントラスト感を探してい 乳剤が違い、感度が低いので露光秒数も の調 ォ くと、自分のプリントが定まっていく。 長くかかるが、ラチチュードが広く、黒 手し ー のトーンが豊富に出やすい。 の、 ム 部や F 分り B を手 焼の き実 こ業 ん家 てらや のぶやす 寺リ 分 似 な だ が く 「 焼 極 腸 的 べ 教 ん 盛 や 年 プ ロ プ リ ン タ ー。 ンの、憧プけ重のどき端茂に今き科に期リ代 ライトパブリシテ ト好プれリど要はち分に雄軟回目書と。チ後 ィの写真部を経て、 方みリのン頑。楽らけコ風調、標でっプャ半リ屋 1989 年 に グ レ イ 法のン写ト張覚だかてンとな硬であてリーはシ宣 ン ハ ウ ス を 設 立。 にネト真がれ悟がともト、プ調もり、ンドアテ康 多数の写真家の作 活ガ技家でばを硬言らラひリのあバ彼タ・ーィさ 品を手がけている。 か作術のきと持くえっスとンペっイらーアヴにん せりをプまっっすばたトつトンたブのでヴィいが るや磨リすててる軟。感のと風とルプあェンたラ だ独けン」も臨にら をネしとい、リるドグ 1 イ ろ自ばト きみはか 変ガて、う目ン寺ン・ 9 ト うの、を れた技く えか、対。指ト屋のペ 6 パ 。プ自真 いい術焼 てら牛照 すはさ全ン 0 ブ 。073
オリジナル 技法 Mario Giacomell『i 黒と白の往還の果てに(新装版)』 Like Mario Giacomelli(2013 年・青幻舎刊) ジャコメッリ的 2013 年 3 月に東京都写真美術館で開催された「マリオ・ジャ ハイコントラストに挑戦 コメッリ写真展」に際して新装版として刊行された。 PHOTO & TEACHER/鈴木文彦 白と黒が際立つハイコントラスト白黒写真で知られるマリオ・ジャコメッリ。強烈な白と 黒を通して「生と死」を表現し続けてきた彼の世界は唯一無二のもの。ここでは「ハイ コントラスト」という点を重視し、フィルム選びとフィルターの使用で作品に迫ってみた。CONTAX G2・T-MAX400・R1 Filter 背景壁はグレーだったが、真っ白に飛ばすことができた。 階 易 と フ で そ ン ク う き れ ン パ ー 特 よ 「 強 月 ・ 紹 ラ調 に 背 ィそ 今 れ グ を も プ て ト ーも ズ にジ う 死 烈 に ジ 介 重 揃 景 ルこ 回 も で 使 の リ い ワ のち は 神ャ な 」 な も ャ さ 日ス視え だ タで は 一 対 わ で ン る ー 使ろ コ 学コ 作 の コ 展 コ れ 都 本 と ら け ー、 却 般 処 な は ト だ ク 用ん ン 生メ 品 あ ン 示 メ 、 写 で トは れ で 、フ 下 的 す い な の ろ な や、 ト たッ 群 い ト が ッ 話 真 は な異 る 再 順ィ 。 な べ と い 環 う ど 覆こ ラ ちリ が だ ラ 開 リ 題 美 2 白な 環 現 光ル 環 き な 。 境 。 を いれ ス を 反 を ス か 。 を 術 0すずき ふみひこ 黒る 境 を のム 境 と る プ は し 駆 焼は ト 撮 の 響 往 ト れ 2 集 館 0 写ハ の 試 屋選 で も と リ な か 使 き硬 が 影 作 を 還 で 、 0 め で 81971 年東京都生ま 真イ み み 外び は 思 ラ ン か し し な調 強 し 品 呼 す 「 白 1 た 本 年れ。フリーランスエ がコ で た 、、 な っ イ ト な 、 て どの い た の ん る 生 と 3 マ 格 にディター。 表ン も 。 衣R い た テ ワ か 手 作 プペ 。 シ 中 だ か 」 黒 年 リ 的 東プロフィール詳細は 現ト 、 容 装1 の が ィ ー 整 焼 ら リー リ で 。 の と の 3 オ に 京本誌 P.106。 で 、 、 き た 。 TEXT/鈴木文彦 MODEL/濱 未亜 074
POINT Kenko MC R1 フィルターR1フィルターを使いコントラストを上げる ステップアップ R1フィルターなし R1フィルターあり リングレンズと R1 フィルターの 46mm → 49mm ベールや唇のグレーが階調豊かに表現 コントラストが高くなり黒がぎゅっと径が合わなかったためステ されている。 締まった。ップアップリングで装着して節約。R1 フィルターはイエロー、オレンジ以上にコントラストを上げる効果がある白黒用フィルターだ。 POINT感度400フィルムを使うフィルムが高感度になるほどコントラストは強まるが、一方で粒状性が悪くなり白の抜け具合の低下などが懸念されたため、中庸感度である ISO400 のフィルムを選択。特に粒状性に優れる 2 本を使った。NEOPAN T-MAX400400 PRESTOCONTAXG2・T-MAX400・R1 Filter真っ黒いコートを強調した構図だと、よりコントラストの強さが味わえる。ピントの甘さもジャコメッリライクな写真にはよく似合う。レベル補正でハイコントラストにする わざわざフィルムで撮影しなくても、デジタルで撮影しレベル補正すれば容易にハイコントラ スト画像は得られる。面白みには欠けるが、まず手軽に試してみたいという人にはおすすめ。 入力レベルのバー をスライドさせる だけで、白と黒が く っ き り と す る。 グレーの背景を真 っ白にするのも簡 単だ。 何を学んだ? マリオ・ジャコメッリ(1925-2000) 「光」をフィルターで 白黒写真における イタリア・マルケ州生まれ。戦後を代表するイタリア人写 コントロールする楽しさ プリントワークの重要性 真家。「ホスピス」「スカンノ」「神学生たち」「善き大地」 など、シリーズを複数枚の写真で構成し、テーマ性をあぶ R1 フィルター 1 枚で劇的に変わ 撮影環境だけでは再現できない部 り出す手法を得意とする。 るコントラスト。青空を黒めに出 分が多数。それだけプリントワー すために使うなど今後はフィルタ クが重要ということ。今回のネガ075 ーワークを積極的に採り入れたい。 も手焼きして変化を見てみたい。
よし、ケンナ風を目指して ケンナに 技法長時間露光をやってみよう! なりきりたいっす! Like Michael Kenna ケンナ風長時間露光にトライ! PHOTO & TEACHER/藤田一咲 風景写真の巨匠マイケル・ケンナと言えば、長時間露光による美しい水辺の写真が有 名だ。そこで、ケンナ風に水辺の写真を真似すべく、写真家・藤田一咲さんと編集部滝 川が、ケンナ愛用のハッセルブラッドを使い、夜中〜明け方の長時間露光に挑戦した。船が移動した光の跡 水戸 大 洗 磯 前 神 社 東京 千葉 空が白く飛んでし 暗闇のなか長時間露光スタート 東京から茨城県大洗へ出発 まったが、波の感 じはまずまず。長 ケンナ特有の水辺の描写と、雲の様子を撮るには 今回の目的地は茨城県大洗町 時間露光により船 暗闇の中で長時間露光が必要では、と仮説を立て にある大洗磯前神社。海辺の の光線が横長の白 撮影開始。午前 4 時頃、暗闇の中うっすらと鳥居 岩場に立つ神磯の鳥居は、画 い筋となって写り が見える程度で、構図や水平の確認もできない。 になる景色でケンナ風写真に 込んだ。(滝川) ピッタリ。東京からは高速道 路を使い片道 2 時間弱で着く。HASSELBLAD 500C・Planar C80mmF2.8・F22・90s・100TMX 午前 3 時頃現地に着いた。 編集部滝川はハッセルブ ラッド 500C にプラナー C80mm で挑戦。夜明け 前の暗闇では、ファイン ダーを覗いても真っ暗。 フレーミングもほぼ勘だ。 水平を出すためにも水準 器があると便利だ。OLYMPUS STYLUS 1・ 空が明るくなる中で長時間露光 OLYMPUS OM-D E-M1・M.ZUIKO DIGITAL EDF6.3・2s・ISO100・ND8フィルター使用 をするために、ND フィルター 12-40mmF2.8 PRO・F8・25s・ISO100・ND8フィルター使用使用したスタイラス 1 は F8 までしか絞 を装着(写真上)。モニターで デジタルカメラの撮影モードをマニュアルにして撮影。結果は液晶モニターでれず、明るくなるとシャッター速度が速くなり、長時間露光による波の表現効果 確認できるのも利点だ(写真下)。 すぐに見れ、設定も調整できるのでフィルムよりも撮影は楽だ。(藤田)が弱くなってしまった。(滝川) マイケル・ケンナ(1953-) オリジナル MICHAEL KENNA『A TWENTY POINT YEAR RETROSPECTIVE』 アメリカ在住のイギリス人風景写真家。ハ (2002 年・河出書房新社刊)デジタルカメラにはNDフィルターを ッセルブラッドを使った独特な美しさを持 つ風景写真が特徴。撮影地はヨーロッパや マイケル・ケンナの 1970 年代か長時間露光の目的は露光時間を長くして、 アメリカに加え、日本の北海道を好み、何 ら 90 年代までの代表作をまとめ目には見えない動きの表現を試みること 度も通って撮影を行なっている。 た写真集。ほぼ正方形のフォーマだが、明るい場所でのデジタルカメラ撮 ットで切り取られた美しい風景が影では長時間露光ができない。そのため、 広がる。ケンナ好き必携の一冊だ。ND(減光)フィルターを活用する。1 枚で不足なら複数枚重ねて使用するとよい。 TEXT/藤田一咲 滝川景伍(編集部) 撮影協力/大関 学 076
HASSELBLAD 503CX・Macro-Planar CF120mmF4 T*・F22・45s・100TMX・ND8フィルター使用 撮影にはマイケル・ケン ナと同じ正方形写真が撮 POINT れるハッセルブラッドを 使用。露光時間は短いも 夜間の長時間露光は事前準備をしっかりと のの、マイケル・ケンナ の雰囲気に少しは近づけ 夜間の長時間露光では、明るいうちにロケハンし、しっかりした三脚にカメラを固 た気がする。(藤田) 定してセッティングし、構図も決めておこう。寒い時期に限らず防寒、結露対策を 忘れずに。また懐中電灯は必携。レリーズも用意しておくとブレ防止に役立つ。 何を学んだ? バルブ撮影での長 冬の夜の海は極寒。 ケンナ風に水面を撮るなら 時間露光にはケー 夜中に長時間露光 夜明け前を狙え ブルレリーズの使 を 行 な う 場 合 は、 用が必須。忘れず 寒さ対策を入念に。 長時間露光は、試行錯誤を重ねた経 に持参しよう。 験値がものをいう。失敗を恐れず、 今回は蛇腹フード 何度もトライしたい。ごく普通の瞬 長時間露光でのブ を付けたが、強風 間的な撮影ではないため、ある程度 レに備え、三脚や の場合は揺れてし 忍耐力が要求されるが、待ち時間に 雲台はできるだけ まうため、フード 考えたり学ぶことが少なくない。マ 重くしっかりとし を外して撮ろう。 イケル・ケンナ風の静かな水面を再 たものを選ぼう。 現して撮るなら、夜明け前に長時間 露光するといいだろう。077
図らルでが写彼自 Like Michael Kenna 雪 の ブ は 写 景 コ 、雪 ラ 、正 し 真 を 身 PHOTO & TEACHER 構 ツ ッ 方 た 家 リ / 図 を 景 ド 形 の ス も 藤 紹 で フ 北 藤 ペ マ 介 色 撮 ォ 田一 ク イ を色咲一田 し 影 ー 海 咲 ト ケ ケ よ を さ マ さ し ・ル ン う れ ッ 道 ん ケ ナ 。 ケ た ト が て ン 風 ン 作 の を 、ケ い ナ 構 ナ 品 ッハ ン る 図 旅 と 好 で 風 し い 撮 に た き る 撮 る 。こ 構かセこナうで オリジナル HASSELBLAD 503CX・Sonnar CF250mmF5.6・F16・1/15s・100TMX POINT「広大な大地の構図を決める」 北海道の広大な風景を正方形の構図に納めるには、まず大地を画面に対してどれくらい、ど う取り入れるかがポイントになる。それから木や空のバランスを考え、最終的な構図を作り 上げる。自然相手ではなかなか思い通りにはいかないが、決まったときの気持ちは最高だ。 オリジナル HASSELBLAD 503CX・Macro-Planar CF120mmF4・F11・1/8s・100TMX MICHAEL KENNA 『IN HOKKAIDO』 POINT (2009 年・RAM 刊) 対称を中心からあえて外す マイケル・ケンナが厳し くも美しい冬の北海道の 正方形の中央に対称の中心を置く構図は、画面に安定感を生む。その対称を中心から外すと、 叙事詩的な雪景色を捉え「間」が生じる。間は日本の古典芸能のスタイルに通じる。間は被写体の存在感を強め、静 た写真集。印画紙にやや 的な中に、周囲の、あるいは次の動きを意識、予感させ動的な効果を写真に与える。 クリーム色に近いペーパ ーを使っているのか、周 囲の紙の白と雪の白の色 に差があり、その対比が 美しい。 TEXT/藤田一咲 ※藤田さんのプロフィールは本誌P.93に掲載 078
HASSELBLAD 503CX・Sonnar CF250mmF5.6・F11・1/125s・100TMX オリジナル 何を学んだ? POINT 構図の中に雪をうまく取り入れる 画面内に曲線を描く 雪のある風景は、モノクロでは中間調の乏しい黒と白の世界になりがちで、 普段は曲線の構図で撮るこ 構図はその黒と白の組み合わせになる。雪は白く表現されるが、画面の中に とはないかもしれない。だ うまく配置して構図を決めたい。太陽の光が強いとコントラストがきつすぎ が、山や丘、女性のヌード たり邪魔な影が影響して、構図を作りにくいことがあるので注意しよう。 などでは少なくない。雪で 覆われた大地の曲線は、女 性の体のようにセクシーで 魅力的だ。構図の教科書に は出てこないような大胆な 配置で画面に描こう。 て る の り の 気 の 撮 も し 試 ブ の 自 に ケ な さ た の の と 程 み 図 ケ プ な と ぼ少 。 ぼ そ た 方 の 作 り マ て 行 ラ 作 身 と も ン い れ 美 上 確 い 度 だ た 、 ル リ フ 本 な真くこか向源品たイい錯ン品もは言ナかる意にかうでがくプ・ンァ人 く似のかっ性をかくケっ誤トかかいえにら作識成なのき、なリケトンにマく なか土らたが支らてルたし風らつえる限だ品、り撮はる表るンンがだ会イは いら台学。どえ受い・と、の多て、こら。は哲立影、が面だトナで。っケ 1 。学のん こ る け ろ ケ 語 自 撮 は マ と ず こ 、 学 つ や マ 本 的 ろ を 風 き 写 て ル 9 ぶ一だ か 構 る い ン っ 分 影 大 ビ イ だ 、 れ 誰 に 、 、 イ 物 な う 、 の る 真 か ・ 8 も部も ら 図 物 ろ ナ て の や な ル ケ 。 ほ は に よ 強 プ ケ に コ 。 一 シ 人 が ら ケ 0 のにの 来 、 語 試 風 い 作 プ 影 ・ ル か マ も っ 固 リ ル は ピ 度 ン な 好 、 ン 年 はなは る プ 性 し の た 風 リ 響 ブ ・ の イ 真 て で ン ・ ほ ー は プ ら き 彼 ナ 代 、っ、 の リ 、 た 写 。 に ン を ラ ケ 写 ケ 似 作 一 ト ケ ど は 真 ル 、 で の の 後 決て今 か ン 雰 。 真 ぼ 吸 ト 受 ン ン 真 ル で り 貫 技 ン 遠 あ 似 な マ 銀 熱 作 半 しい日 探 ト 囲 彼 が く 収 を け ト ナ 家 ・ き 出 し 術 ナ い る て 構 イ 塩 心 品 、 、 。079
福生に プリント行ってきました Like William Eggleston エグルストンのニューカラーにアメリカ的風景を求めて米軍横田 プリントで近付ける基地のある東京・福生で撮影。日本とは思えない景色がたっぷり。 PHOTO & TEACHER/鈴木文彦ポパイカメラのプリント焼き増しワークで カラー写真を芸術の域に高めた写真家、ウィリアム・エグル ストン。カラー写真草創期の作品でありながら、色あせることエグルストンの色を再現 なく人々を魅了する。フィルムプリントの環境が変わったい ま、エグルストンの色をポパイカメラとともに探ってみた。東京・自由が丘の「ポパイカメラ」でプリント。日本有数の現像本数を誇る人気店にエグルストンの色の再現を依頼した。精フ ポパイカメラ通ィ 東京都目黒区自由が丘 2-10-2しル TEL 03-3718-3431たム 定休日 不定休(水曜日休みの場合が多い)石プ 営業時間 11:00 〜 20:30川リ専ン務ト。に ノーマル 元写真はこれ。光線がわずかに斜光に なりはじめた時刻に撮影。順光のため 青空は濃く出ており、かなりコントラ ストの高い写真になっている。 CONTAX G2・EKTAR100 ニューカラー風にプリント。黄色と 赤を足すことで淡い雰囲気となり、 まるで映画のワンシーンのように。 オリジナル ウィリアム・エグルストン William Eggleston『2 1/4』 (1999 年・Twin Palms Pub 刊) (1939-) アート写真=モノクロだった 1976 年、MoMA にて世界初 のカラー写真展「William Eg gleston's Guide」を開催。ニ ューカラームーブメントを巻 き起こした。アメリカ南部の 風景を撮り続けている。CONTAX G2・ULTRAMAX400 CONTAX G2・PORTRA800 TEXT/鈴木文彦 080
エい ズ 思 い 作 み 取 い 出 れ に 「 特 な ポ ニ こ れ と でのいの家こりたてま適黄の補パュのて呼 す 組 ま 差 ご そ ク と 、 し 度 色 色 正 イ ー 手 い ば 「 POINT ね み す が と が リ 思 エ た な み 合 ワ カ カ 法 な れ ダ グ 」。 合 。 作 の ニ ア い グ 。 濁 と い ー メ ラ 以 い る イ ル 写真集を見ながら わ 他 風 わ ュ に ま ル こ り 赤 に ク ラ ー 外 手 現 ト ス 色を分析 せ の に ず ー し す ス れ と み 近 に ・ を で 法 在 ラ ト で フ 繋 か カ ま 。 ト で い が 付 よ 石 再 エ で は ン ン プリント作業では写真 も ィ が な ラ す 通 ン ゴ う 強 け っ 川 現 グ 作 環 ス の 集を見て色を分析。斜 試 ル っ 渋 ー が 常 の ー か く て て 専 す ル ら 境 フ プ 光の時間帯で、地面や し ム て み の 、 は 色 ル 渋 、 い 、 務 る ス れ 的 ァ リ 空が写っている写真だ て 、 い の 決 こ 渋 に ド み そ っ あ の べ ト て に ー ン とエグルストンの世界 み レ る 色 め の み 近 感 を の た の 的 く ン い 行 」 ト 観に近付けやすかった た ン と 合 手 渋 を 付 が 入 中 。 独 確 、 的 る わ は という。 。 。 、 CONTAX G2・EKTAR100 ピザ店の看板。看板ではあるが外国人を 被写体にするとアメリカンな雰囲気に。 CONTAX G2・PORTRA800 CONTAX G2・PORTRA800 三輪車を写した代表作を真似た。三輪車を必死に探したが、結局ミニ自転車で代用。 福生の人気ダイナー。夕暮れどきの写真 もエグルストンは数多く撮影している。 CONTAX G2・PORTRA800 CONTAX G2・EKTAR100 オシャレなトイレをストロボ撮影。色を 快晴だったため雲のない空。雲があると、 淡くすることでコントラストが弱まる。 より写真は表情豊かになったはず。 何を学んだ? POINT POINT プリントで表現することの楽しさ 斜光を狙う&ストロボも使う コダック製フィルムを使用 カラーネガはプリントワークで差が大 斜光は重要なキーワード。特に太 色の傾向が比較的近いコダッ きく出る。今回は写真集を見本にプリ 陽が低い冬はニューカラー撮影に ク製のフィルムを使用。赤み ントしたが、写真店にプリントを依頼 向く。また室内はストロボも効果 の 強 い フ ジ カ ラ ー 100 な ど する際、プリンターに意図を伝えるこ 的。エグルストンも使用している。 も有効だ。 とがとにかく重要。積極的に見本写真 などを持ち込むようにしよう。081
もで日 Like Elliott Erwitt /情ドア 鋭き常 Like Robert Doisneau いたに 眼なお PHOTO & TEACHER 差らけ 景アー 構 し る 図 を │ 一 持 。そ 瞬 ノ ウ の ー ィ っ う ド / を の ッ て ア 稲 描 よ ト 日、 垣 く 常 ー ラ 徳 の ウ マ 文 ロ ィ や マ ッ き うや ン ト ら な テ や め ィ ド き ッ ア を ク ノ 、写 を ー 真 見 の に つ よ 焼 め う き た に 付 い 。彼 け 。 ら る の 優こ しと くが エリオット・アーウィット (1928-) 1953 年、25 歳の若さでロバート・キャパ に推薦されマグナム・フォトに参加。得意 のユーモアとウィットに富んだ日常のスナ ップから、ジャーナリズム、広告写真まで、 多種多様な作品で根強い人気を誇る。 ロベール・ドアノー (1912-1994) 昨年生誕 100 年を迎えたフランスを代表す る写真家のひとり。被写体への愛情や写真 に対する実験精神は、日本の植田正治にも 通じる。代表作「パリ市庁舎前のキス」は あまりにも有名。FUJIFILM X-E2・XF23mmF1.4R・F5.6・1/250s・ISO400 POINT列車はゆっくりと動き出していた。目線よりやや低く X-E2 を構える。決定的な瞬間 最も美しいライティングの時間をはライカのブライトフレームのように情景がスパッと切り取られて見えてくる。だか どこでどう過ごすからスナップショットは面白い。 夕刻のブダペスト東駅。アーウィットの好何を学んだ? きな写真のイメージを思い浮かべながら、 旅のスケジュールを組み立てた。ライティングに 物語はドラマチックな最適な行動を心がける ロケーションから生まれる オリジナル夕刻の立体感ある光に包まれたプ 国際列車が発着するプダペスト東 Elliott Erwittラットホームは見るものすべてが 駅 は 19 世 紀 の ア ー ル デ コ 建 築。 『Personal Exposures 』美しかった。朝・昼・夕、ライテ ドラマチックなローケーションで (2012 年・SCHIRMER/MOSEL 刊)ィングに最適な行動を心がける。 物語はより美しく演出される。 TEXT/稲垣徳文、馬庭あい(編集部) 0 8 2
POINT LEICA M3・ オリジナル SUMMICRON 気持ちのよい場所で、 5cmF2・F4・1/125s・ Robert Doisneau 気持ちよく NEOPAN 『Robert シャッターを押す 100 ACROS Doisneau』 パリのポン・デ・ザー エルヴィス・プレスリ (2006 年・ ル(芸術橋)は数多く ーに飼われたニット の名作が生み出された を着たドーベルマン。 ACTES SUD 刊) 場所。そこに身を置く 背後のベルボトムの ことで新たな撮影イメ 人物。ぐるぐると妄 ージが涌いてくる。気 想が渦巻いた一枚。 持ちのよい場所で、気 持ちよくシャッターを 押す習慣を身につける。083
カメラ巨匠風に愛機ºポートレートを粋に撮る PHOTO & TEACHER/鈴木文彦 写真を撮る人間は、写真を撮っている姿がもっとも輝いている。何かを狙う眼差し、手に したカメラが肉体の一部のようになる一瞬。愛機を携えたポートレートには、特別な魅力 が宿っている。時にはカメラを携えた撮影者も被写体にしてみては。巨匠も愛機×ポートレートが好き 名だたる巨匠たちも、愛機 × ポートレートはよく撮影しており、 とても有名なものが多い。写真家が写真家を撮ったものからセル フポートレートまで、巨匠も大切な愛機とともに写りたいのだ。 オリジナル オリジナル クーデルカ×ライカ エルスケン×ローライフレックス ライカを何気なく構える Ed Van Der Elsken クーデルカを写した 1 枚。 『巴里時代』 ライカ M4 ブラックペイ (1985 年・リブロポート刊) ントにズミクロン 35mm F2 第二世代だと思われ ローライを手にした、かの有名な る。撮影はエリオット・ セルフポートレート。これを真似 アーウィット。 してみたいという人も多いのでは。 ʠエルスケン焼きʡも有名。©Elliott Erwitt / Magnum Photos(『カメラマガジン』2013.12)男二人でかっこいい愛機×ポートレートを探求 アーウィットがクーデルカを撮影したように、 写真家・小禄慎一郎氏と鈴木文彦、親交のある 二人が愛機を持ち寄り、それぞれのスタイルや 印象を尊重しながらお互いを撮り合ってみた。 小禄 慎一郎(写真家)ハッセルブラッド500C/M 小禄氏の愛機はハッセルブラッド。撮影動作は 自ずとスローになるため、光が射し込む室内で のムーディーなショットがとてもはまった。おろく しんいちろう POINT1984 年、沖縄本島生まれ。思 粋な撮影動作を捉える春期をベルギーで過ごす。中央大学卒業後、写真家・中川正子 遮光板をくわえ、カメラを包に師事。沖縄の今/過去を写真 み込むように構えるかっこいで伝えることをライフワークと い撮影動作をしっかり捉えるして活動中。2012 年、初の写 ことを意識。暗い場所でも絞真展「ユイウムイ」を開催。 りを開けすぎず、カメラと顔 にピントがくるようにした。 Canon EOS 5D MarkⅡ・Topcor 58mmF1.4・F2.8・1/160s・ISO200 TEXT/鈴木文彦 084
Canon EOS 5D MarkⅡ・Topcor 58mmF1.4・ LEICA R7・Summicron-R 50mmF2・ F4・1/5000s・ISO200 AGFA Vista100 構図的には人物を中心から左に配置したかっ 西日に伸びる影、小禄氏の背後の木の影のユ たが、西日を入れることを優先。時間帯の表 ニークさに着目して撮影。このショットのみ 現もポートレートでは重要な要素と考えた。 フィルムカメラを使用している。 Canon EOS 5D MarkII・Topcor 58mmF1.4・F4・1/100s ・ISO200 POINT 本人ならではのスタイルを逃さない ポラロイドフィルムを温める写真家ならではの仕草がと てもかっこよかった小禄氏。この最大の見せ場を逃さな いため、段階露光を切りながら複数枚撮影した。撮影し ながらハッセルの位置を自然に体側に近づけさせ、愛機 が見切れないように心掛けた。 鈴木文彦(ライター) ライカR7 Canon EOS 1D MarkⅢ・Carl Zeiss Planar ZE 50mmF1.4・F4.5・1/350s・ISO250 自分はスナップがメインだと小禄氏に話したと 被写体を見つけ険しくなった瞬間。小禄氏との撮影はリラックスした環境だった ころ、動きがあり、光を効果的に使った写真を ため、素直に行動することができた。 撮影してくれた。愛機ライカ R7 との 2 ショッ トに感激。 何を学んだ? その人らしさを引き出す 人物撮影はフィルム・デジ POINT コミュニケーション それぞれの良さがある 動きのなかで撮る コミュニケーションによって相手 連写に優れたデジタルカメラを使 がリラックスするからこそ引き出 えば動きを重視したポートレート MF レンズを使用してい せる表情や行動は肝。カメラトー が撮れる。巨匠たちの時代にはな る小禄氏は、被写体と平 クはその大きな助けになる。 かった現代ならではの撮影方法だ。 行に移動してピント精度 を確保していた。また季 節によって変わる光の質 を見極めつつ逆光撮影を 行っていた。 Canon EOS 1D MarkⅢ・Carl Zeiss Planar ZE 50mmF1.4・F4・1/90s・ISO50085
私達も名作に刺激されています! 憧れの写真家の大好きな1枚を真似たり、影響を受けて作品制作に励んだりすることは、写真の楽しみ方のひとつだ。名作に刺激を受け、写真を楽しんでいる5人のカメラピープルを紹介しよう。 Like 三好耕三 恩師に憧れ8º10カメラを担ぐ 堀野浩司さん ほりの こうじ 1990 年東京生まれ。日本大学芸術学部写真学 科卒。現在、建築関係の仕事をしながら、日々 写真作品の制作に邁進している。今回掲載の作品「東京ウォーターライン」は、東京の川をテーマにした大学の卒業作品だ。機材はディアドルフ 8×10。三好耕三氏の写真集『IN THE ROAD』(1999 年、Nazraeli Press 刊)とは、卒業制作を進行中に出会った。無意識とはいえさすが教え子、奥行きを感じさせる構図が先生とそっくりだ。最近はエドワード・ウェストンの砂浜の漂流物を撮った写真に影響され、8×10 を持って海辺に出かけ、撮影している。 ライカ M2 は田中長徳さんやブレッソンに影 響を受けて購入。ボディとレンズを黒にリペ イントした。ローライフレックス 2.8F は誰 かに憧れて…、ではなく使いたくて購入した。 TEXT/滝川景伍(編集部) 0 8 6
DEARDORFF 8×10・SYMMAR-S 240mmF5.6・F16・1/125s・TXP320 堀ト い 材 学 ド ィ は う な 真 プ フ 方、をん・リそ真なく摯リィ 法彼使だウアの似人愛にンル をらっ先ェム言かだす向トムと野 試 の て 生 ス ・ 葉 ら 「。 る き ま で き 浩 し 写 い は ト ク 通 始 僕 写 合 で 撮 に 司 た 真 る 多 ン ラ り ま の 真 い 仕 影 は さ 。 を か い と イ 、 っ 今 愛 、 上 し カ ん 真 仲 。 「 ン 森 て ま 好 カ げ 、 メ は 似 間 誰 写 、 山 い で 家 メ る 自 ラ 、 、 と が 真 エ 大 ま の の ラ 。 宅 を 出 プ 語 何 」 ド 道 す 写 鑑 を 写 暗 持 か リ り の か ワ や 」 真 の こ 真 室 ち け ン 合 機 ら ー ウ よ よ と で 、 る DEARDORFF 8×10・SYMMAR-S 240mmF5.6・F16・1/30s・TXP320 堀 写 う タ プ を に 「 真 写 き ば つ 野真真とンリ撮憧三に真、なかし 流似をもスンりれ好出家大らはか へか続、でト、ま先会の学な自し とらけそすを印し生っ三のい分、 三好耕三 エドワード・ウェストン 進はての。完画たのた好ゼとの写 (1947-) (1886-1958) 化 い ス ど 成 紙 。 写 。 耕 ミ 気 写 真 し じ き タ う さ に 外 真 三 で 付 真 を 千葉県生まれ。日本大学芸術学部写 アメリカイリノイ州生まれ。主に西 て ま た ン い せ 焼 に に 氏 お く を 学 真学科卒業。1991 年より文化庁芸 海岸の風景や砂漠、樹木、植物、貝 い っ い ス う る い 出 対 と 世 。 撮 ぶ 術家在外研修員としてアリゾナ大学 殻、岩などの自然のオブジェや、人 る た で は 道 と て て す 、 話 そ ら う センターで研修後、引き続き滞在。 物を硬質かつ細密に、時にはクロー 。 写 す 崩 に い 美 、 る 彼 に ん な ち 96 年に帰国。東京を拠点に大判カ ズアップにより描写した。ほとんど 真 」 さ 進 う し 写 姿 の な な け 、 メラを使用した作品を制作している。 の撮影に 8×10 カメラを使用した。 が ず も ス い 真 勢 写 る と れ い 、 、087
小田浩之さんが影響を受けた写真集 ED VAN DER ELSKEN 『LOVE ON THE LEFT BANK』おだ ひろゆき (2000 年・Dewi Lewis Pub 刊)1972 年、東京生まれ。TOKYO FILM GARAGEを主催し映画作品を制作している。本職は中学 日 本 語 訳『 セ ー ヌ 左 岸 の 恋 』。校の教諭。tokyofilmgarage.wordpress.com 1949 〜 54 年にかけて、パリの 若者たちを写した実話小説的写 真集。エルスケンの代表作であ り、50 年代を代表する名作で ある。初版は 1954 年。 CINDY SHERMAN『The Complete Untitled Film Stills』 (2003 年・The Museum of Modern Art 刊) 仮想の映画やテレビドラマのヒ ロインに扮したセルフポートレ ートの連作。メディアが作り上 げた男性的視線に支配される典 型的な女性への固定観念を自ら の肉体を通して表現した作品。 Like Ed Van Der Elsken / Cindy Sherman エルスケン風に物語のある写真を目指す 小田浩之さん エド・ヴァン・デル・エルスケン(1925-1990) オランダ人写真家。第二次世 界大戦後、フリーのカメラマ ン と し て 活 動 を 始 め る。『 セ ーヌ左岸の恋』で一躍注目を 集める。1950 年代末から日 本へも何度か来日している。 シンディ・シャーマン(1954-) アメリカニュージャージー州 生まれの写真家。1977 年か ら「アンタイトルド・フィル ム・スティル」シリーズを撮 り始める。現代アートの分野 で注目される写真家の一人。エルスケン『セーヌ左岸の恋』やシンディー・シャーマンに影響を受け、作品「アドルフ」を制作。使用カメラはキヤノン EOS-3。 088
小「 採 と と う あ 「 岸 エ 東 映 通 写り画早衝いり映のル京写画い 真入を速撃う、画恋ス都真監、 集れ作、を写演の」ケ写へ督本て田 をたるシ受真出よをン真のと格の浩 見。撮ーけの的う見の美興し的顔之 て り ン ま 撮 な に て 写 術 味 て と さ ど 方 ご し り 写 ス か 真 館 は の に 、 ん こ を と た 方 真 ト ら 展 で 2 顔 映 映 は ま 映 に 」 も を ー だ 「 開 0 を 画 画 、 で 画 し あ 見 リ 。 セ 催 0 持 を 美 教 が 作 っ る て ー ー さ 3 つ 学 学 師 演 り か の 、 性 ヌ れ 年 。 ん 校 と 出 に り か こ が 左 た に だ に し 、 し れ メ 「 真 シ 正 作 用 写 伝 は 究 で た映かン物展ョ人品に真え、今し、 作画らト語をッ氏と撮を、役回まど 品ともと性開プのしっ撮演者掲しこ を写撮しを催にプててっ出に載たま 作真って持し通レ形いたしシの」で り を て 楽 ち た い イ に た も て チ が 続 ク い し 、 。 、 ス し が の 劇 ュ 作 ア け ロ き め エ 今 M た 、 。 映 エ 品 ド て ス た る ン 年 で い そ も 画 ー 「 リ ほ オ い 写 タ 10 の と れ と の シ ア ブ し ー で 真 ー 月 ワ 、 を は よ ョ ド か い バ す を テ に ー 瀬 写 映 う ン ル を 。 ー 」 こ イ 写 ク 戸 真 画 な を フ 研 」089 共通撮影データ:Canon EOS-3・TOKINA 28-80mmF2.8・PRO400
Like Mark Borthwick ボスウィック風に光を捉える 長田果純さん PENTAX SP・super-takumar 55mmF1.8・F5.6・1/250s・PORTRA400 PENTAX SP・super-takumar 55mm F1.8・F2.8・1/1000s・PORTRA400おさだ かすみ マーク・ボスウィックの光 の捉え方が好きで、自身の1991 年、静岡生まれ。都内のラボ勤務を経て、 作品にもその影響を受けて現在は別の仕事をしながら写真を取り続けてい いる。カメラは家の倉庫かる。ペンタックス SP のほかニコン F も使う。 ら発見されたというペンタ ックス SP。年月を経たレ ンズの汚れが、やわらかい 光を生み出す。じ れ プ 間 っ 惹 い 「 捉 Hert Land 長ボていなはた本かる光え スいだ写デ頃格れ感を方 ウた と 真 ジ で 的 ま じ ひ が 年 田。 思 を タ あ に し 、 と 変 』 ィ に 果 う 目 ル っ 写 た 型 つ わ に ッ 発 純 が 指 一 た 真 」 に の っ 出 ク 売 さ 何 す 眼 。 を は 色 た 会 の さ ん か 人 レ 周 撮 ま と と っ 写 れ は が が フ 囲 り ら し い て 真 た 、 違 多 で の た な て う 、 集 マ 2 う く シ 写 い い 使 。 『 ー 0 The と、ャ真と 所っ 光 ク 1 感きー仲思 にて の ・ 0か が ボ っ ス よ ン が は 識 ィ 真 「け長スてウうタ、シさ的ッはそと田ウいィに寄ボアらにク撮れ MARK BORTHWICK『The Hert Land』(2010 年・パワーショベル刊)なさィるッなりスンに撮のっま マルチな才能を持つマーク・ボスウィックの写真集。光に満ちた写真とドローイっんッわクっのウ寄プる写てで ング、インクで描かれた文字など彼独自の世界観が約 160 ページを彩る。た の ク を た 色 ィ り リ よ 真 い もこ 写 の け 意 。 味 ッ の ン う を ま 光 マーク・ボスウィックと 真 写 で 識 も で ク 色 ト に 見 し を (1966-)は を 真 は し ち プ の 味 で な て た 取 ロンドン生まれ。現在はニューヨークを拠点に活動。写真家、ミュージシャン、間 変 と な て ろ リ よ が も り か が り 映像作家、詩人、コックなどアートやファッションの世界で個性を発揮している。違 え の い 写 ん ン う 多 、 ま ら 、 入い た 出 。 真 常 ト な か 今 し 光 ボ れ 090な き 会 だ を に す マ っ ま た を ス たい っ い が 撮 ボ る ゼ た で 」 意 ウ 写。 、
Like Henri Cartier-bresson ブレッソン風幾何学構図で撮る 水島正美さん 正ト意り「と口味と真ん 水反 を 識 取 カ は 氏 で し を で 対撮さるメ多のブつ真い のるせブラい 2 レつ似るク島 よハスレをと人ッ影て。と正 うートッ意いのソ響撮あし美 でビレソ識う写ンを影るてさ すーーンさ。真と受し特日ん がさトとせ かハけた定々は 、んポ、ず らーたこの写ラ 2 とーカ瞬 学ビとと人真イ 人はトメ間 んーいは物をフ の一レラを だ・うなの楽ワ 写見ーを切 こ山意い写しー 、 な 写 と 物 る た 学 ソ 写 ぼ 真 ら真い語作右こ的ンア真くに でかう性品にとなはン〟はは はら。をは掲で構、リをそい のはラ意、載知図緻・目うつ 物、イ識ブしらで密カ指いも 語 ど カ し レ た れ 多 に ル し う が ち M て ッ 写 る く 計 テ て 〝 物 みずしま まさみ アンリ・カルティエ=ブレッソン 感 ら P 撮 ソ 真 。 の 算 ィ い 物 語 (1908-2004) じ も で っ ン 集 傑 さ エ ま 語 が 1964 年、 北 海 道 生 ら 水 撮 た の の 作 れ = す を あ まれ。横浜在住、大 フランス生まれ。20 世紀を代表する写真 れ 島 ら 写 構 上 を た ブ 」 感 り 手 証 券 会 社 に 勤 務。 家。ライカをこよなく愛し、スナップ写真 る さ れ 真 図 に 残 幾 レ じ ま ブログ「Eyes of M」 の名手として数多くの名作を残した。卓越 。 ん た だ と あ し 何 ッ る す で日々の写真を掲載 した構図は多くの写真家に影響を与えた。 。 している。 eyes-m.blogspot.jp なた立ジ「真開い写てカ Like 齋藤亮一 小木 。 つ ー ネ が に う 真 き ロ 齋藤さんが撮りそうな木を写す だ齋 1 プパ印咲写がたタ な藤本でー象い真好。イる川 小川和宣さん と さ の 走 ル に て 集 写 プ 氏 和 頭 ん 木 っ に 残 い に き 真 W の 宣 齋藤亮一 の の が て 行 っ る あ で 家 S 2 さ (1959-) 中 写 目 い っ て 1 る 『、 ・ な B ん 北海道札幌市生まれ。日本大 に 真 に る た い 本 「 フ 齋 ど や は 学芸術学部写真学科卒。在学 あ に 止 と 際 る の 杏 ン 藤 で 白 、 中より三木淳氏に師事。1985 る あ ま 、 、 そ 木 の ザ 亮 腕 岡 渡 年よりフリー。日本や世界各 地を巡り作品を発表している。 写真集・写真展多数。 写りり遠悪う」花へ一を順部 真そまく路だのが』氏磨氏さ 集うしにを。写満とのいのと 撮 で る も さ も 「 多 を の タ の っ齋だ、ん、機く撮イ目ーイ て藤ろ齋の当材のりメのをメ み亮う藤足たや共たー前押ー た一かさ元り方感くジのしジ いさとんに前法をなが風まを で ん 考 だ も の 論 得 繋 景 し 思 す と え っ 及 こ を る る が と た い 齋藤亮一『フンザへ』(左)がお おがわ かずのり 」 対 な た び と 真 と と る 憧 」 出 気に入りの写真集であるという小 と 話 が ら ま で 似 こ い と れ し 川さん。ネパールでの旅路、写真 1971 年、 新 潟 県 生 ま れ。 愉 し ら 、 せ す た ろ う き の 、 集に出てきそうな木を発見した。 2013 年個展「カティ・ラム し な 、 ど ん が と だ 体 、 写 シ リ」に続き「ネパリ」を開 げ が 脳 う 。 齋 し 。 験 写 真 ャ 催。次回作に向け作品制作 だ ら 内 撮 で 藤 て は 真 家 ッ を続けている。 。 、091
いど多 Like Josef Koudelka ク い 渋、 ー の く く PHOTO & TEACHER デ/ 技 だ 圧、 の 法 。そ 写 藤 真 ル田咲一 ん倒家 カ な的が 調 ク ス パ に ー ケ ノ 渋 デーラ パ ルルマ ノ カ感写 ラ 調で真 マ パ見を を ノ る 撮 ラ も 残 る マ の し 写 の て 真 心 い に に る 、プ 響 が リ く 、ジ ン 作 ョ ト 品 セ 技 は フ・ 術 少 ク も な ー 含 い デ め 。一 ル 挑 言 カ 戦 で の し 表 パ ノ たせラ 。ばマ 、か 写 っ 真 こほノーマルプリント POINT オリジナル プリントはドラマチックに クーデルカ作品の特徴のひとつは、 濃く焼きこんだモノクロプリント にある。ノーマル焼きよりも濃く 焼きこむことで、強烈なメッセー ジを持つ力強い印象の作品に仕上 げているのだ。クーデルカ調に近 づけた作品作りには、まずこのプ リントの焼きこみから始まる。 『Josef koudelka Retrospective』 ジョセフ・クーデルカ (2013 年・東京国立近代美術館) (1938-) 2014 年 1 月 13 日まで東京国立近 代美術館で開催している「ジョセ チェコスロヴァキア生まれ。マグナム フ・クーデルカ展」の図録。今回 会員の写真家。1968 年ワルシャワ条 挑戦したオリジナルは、1989 年 約機構軍のプラハ侵攻を撮影。1969 フランスのノール=パ・ド・カレ 年匿名のままロバート・キャパ賞を受 ーで撮影されたテトラポッドをモ 賞。1975 年『ジプシーズ』、1999 年『カ チーフにしたパノラマ写真(左)だ。 オス』など写真集や展覧会多数。 092
HORIZON Perfekt・MC Arsat28mmF2.8・F11・1/60s・400TMY 何を学んだ? POINT ふじた いっさく 被写体の選び方・切り取り方がポイント ワイド感とリズム感を出す フリーのノンジャンルフォトグラフ ァー。本名同じ。東京都生まれ。著 クーデルカの写真は構成力が魅力だが、初期の作品はパノラマカメ クーデルカのライフワークにパノ 者多数。近刊は世界中の愛すべき猫 ラで撮影していたものではなく、普通の長方形写真からトリミング ラマがある。パノラマは一般的な を撮った「ねこカメラ」(枻出版社)、 していた。このトリミング力にクーデルカの構成力の基を見る。不 写真よりも横長、あるいは縦長に 「彼女を素敵に撮る 15 の方法」(玄 要な部分を削ぎ落とし、見せたいものを見せるその被写体の選び方、 なるため、シーンの切り取り方、 光社)。 切り取り方がパノラマ撮影では大きなポイントになる。 構図は容易ではない。かっこよく http://issaque.com/ パノラマを撮るポイントは、ワイ ド感を生かしたシーン、リズム感 のある構図の取り方が大事になる。 パノラマカメラには ホライゾン パーフェクト 種類がある ロモグラフィーが出した パノラマカメラには大きく 2 ロ シ ア ZENIT 社 製 の ス つの方式がある。ひとつはホ イング式パノラマカメラ。 ライゾンのような、縦方向の レンズが水平に 120 度ス スリット式シャッターに連動 イングし、35mm フィル するレンズスイング式。もう ム 1 カット分の 1.6 倍の ひとつは、フジカ GX617 の サイズで撮れる本格派。 カメラ前面にスリットがあり、 ようなレンズ固定式で、構造 上は普通のカメラなので、直 左から右へスイングする。 線が曲らずに撮れる。フィル ムの上下をマスクで覆いパノ スリットカメラで水平を崩すと歪曲した写真になる。 フィルム室内部。シャッター フジカGX617 ラマ風に撮れるカメラもある。 幕が湾曲しているのがわかる。 プロフェッショナル 1993 年に発売されたブロー ニーフィルムを使うパノラマ カ メ ラ。6×17(6×9 判 2 枚 分)サイズのパノラマ写真が 撮れる。クーデルカは 1 世代 前の G617 を使用していた。093
はやし ただひこ 構図(1918-1990) Like 林 忠彦 山口県で写真館を営む家 林 忠彦のポートレート構図を学ぶ に生まれる。戦前は政府 宣伝誌などで活動。終戦 PHOTO & TEACHER/鈴木文彦 後は世相や文士を撮影、 日本写真家協会年度賞な 太宰治や坂口安吾など昭和の文豪たちの素顔に迫るポートレートで名を馳せた どを受賞。晩年は半身不 写真家・林忠彦。時代も相まって、そのポートレートにはタバコを吸っているショッ 随のなか、東海道を撮影 トも多数。ダンディズムを醸し出すタバコポートレートに挑戦してみた。 した。 オリジナル 林忠彦『紫煙と文士たち』(2011 年・ たばこと塩の博物館) 文士を撮影した写 真の中からタバコ が写り込んでいる 作品を集めた、た ばこと塩の博物館 での写真展の図録。 POINT背景処理と目線の高さ普通の高さからでは車が写り込み、被写体も迫力不足。かなり低い位置から撮影していたことが分かった。背景処理と被写体の存在感に目線の高さはとても重要。 POINT顔を基準に露出を取るイルミネーションを背景に背負うと、歩道との明暗差はかなり大きくなる。顔にしっかりと露出を合わせつつ、背景も明るくなりすぎないように気を配った。何を学んだ? Canon EOS 5D Mark II・Topcor 58mmF1.4・1/40s・ISO500 三好徹を写した作品と同一の場所から撮影。繁華街でタバコを吸うのは今や御法度。時代性も感じる撮影だった。一瞬の判断力が肝心表情を逃さず、目線の高さ、被写体の位置、露出の選択をする速度が大切。ポートレートは構図の些細な差が躍動感を変えて奥が深い。 TEXT/鈴木文彦 094
リー・フリードランダー 被写体(1934-) Like Lee Friedlander 1960 年代後半のムーブ フリードランダーのテーマ性 メント「コンテンポラリ ー写真(コンポラ写真)」 PHOTO & TEACHER/鈴木文彦 を代表する写真家。セル フポートレート、車窓か リー・フリードランダーの作品はテーマ写真の宝庫。スナップでありながら、際立った らの風景など、独特の視 統一感とユニークさが同居するシリーズ作品が多いのが特長だ。同時に一枚一枚 点からアメリカの日常風 に絶妙な構図と決定的瞬間も備わっており、スナップの面白さを存分に味わえる。 景を切り取る。 オリジナル Lee Friedlander『Friedlander』 セルフポートレート(2005 年・The Museum of Modern Art 刊) Canon EOS 5D Mark II・ POINT Topcor 58mmF1.4 車に乗るフリード 焦点距離35mmのレンズが最適 ランダーを捉えた セルフポートレー フリードランダーは 35mm レンズ トを再現。今回は を愛用していたと言われる。今回代 別の人に撮影を手 表作を再現するうえで、やはり標準 伝 っ て も ら っ た。 画角では狭すぎると感じた。状況ま 単独で行うのは非 で撮るには 35mm が必須だ。 常に難しそうだ。 オリジナル ガラスを使った風景 自分の影 Lee Friedlander『Friedlander』MAMIYA 645AF・Sekor AF 80mmF2.8・ Canon EOS 5D Mark II・FUJICOLOR PRO400H Topcor 58mmF1.4ガラスに写り込んだ不可思議な写真も数多い。日常 代表作を真似てみた。じつはカメラの影が写らないの不確かさが写り込みを用いることで表現できる。 ように撮るのは難作業だということが判明。 何を学んだ? アメ車 モチーフ的スナップ 日頃から OLYMPUS OM-4・Zuiko 50mmF1.4・ Canon EOS 5D Mark II・ 撮影テーマを蓄積 AGFA Vista100 Topcor 58mmF1.4 今回、新撮写真だけでなく過去に アメ車はフリードランダーの重要なモチーフ。車の 銅像の足と街ゆく人の足を撮影。顔が写っていない 撮った写真も一部掲載しているが、 窓越しの風景、サイドミラー越しの風景は定番。 スナップ写真はフリードランダー作品に多い。 日々どんなテーマを持ち撮影し続 けるかこそが重要だと感じた。一 方で、かなりのテーマはフリード ランダーにすでにやり尽くされて いるという絶望感も味わった…。095
オリジナル 構図 Like 森谷 修 森谷流6º6構図を会得する 森谷 修『バリの祈り』 PHOTO & TEACHER/森谷 修 (2013 年・ギャラリー AAA・arD) 縦横の比率が同じ6×6フォーマットは、シンプルがゆえに構図の組み立てが難しい。 森谷さんが 2005 年に、ハッセ ここでは、ハッセルブラッドやローライフレックスなどを使い6×6カメラに精通する写 ルブラッドを手に、東南アジア 真家の森谷修さんに、森谷流6×6構図のポイントを教えてもらった。 ・バリ島を旅し、撮影した作品 をまとめた写真集。4つの森谷流正方形フォーマット 6×6 フォーマットの構図はいくつかバリエーションがあるが、ここでは森谷さんの 写真集『バリの祈り』掲載作品をもとに 4 つの森谷流構図を紹介しよう。ポイントを4隅に 中央重点構図森谷調なるものがあるとすれば、この「ポイントを 4 隅に」だろう。思い切って 縦横のない正方形フォーマットでは、通常は悪く言われる日の丸構図も逆にバラ中央からメインの被写体を外す。すると、縦にも横にも余白が広がり、周囲の空 ンスのとれた隙のないフレーミングとなる。メインの被写体を力強く描き、強烈気感やニュアンスがより醸し出される。より情緒的な写真になること請け合いだ。 な印象を与えることができるのだ。他のフォーマットにはない特徴と言えよう。天地に横線を入れ35mm横位置風に 縦線で奥行きを出す広がりを出すには、「額縁効果」を利用したい。イメージは日本庭園を室内の畳 奥行き感を出すには、縦位置構図が基本。その感覚を正方形フォーマットにあてから眺める感じだ。屋根のひさしや、木の枝、生い茂る葉を効果的に配置する。 はめる。木や壁など縦のものを脇役としてサイドに配置すると、うまくいく。とくに天地に横線が入ることで、35mm 横位置風に広がりを出すことができる。 35mm フォーマットに慣れ親しんだ人にこそ試してもらいたい構図である。 ※森谷さんのプロフィールは本誌P.99に掲載 096
森谷さん直伝! 4つの構図に挑戦 森谷流 6×6 構図を実践すべく、編集部滝川が森谷さん直々にコツを 教えていただきながら、4 つの構図にトライしてみた。 ※OLYMPUS PEN E-PL5・M.ZUIKO DIGITAL 14-42mmF3.5-5.6 Ⅱ R・アスペクト比1:1で撮影 POINT アングルを変える と見え方が変わる 中央にモチーフを配置すると、 主題がはっきりとし、印象も強 くなる。アングルを少し上げ、 上写真のように、ヒントとなる 背景を入れると、状況が説明的 になり、印象も弱まる。 POINT 空間にドラマを作る ポイントを 4 隅に置く構図に挑戦。モチーフの花を右下に配し、 背景に状況がわかる空間を設けた。ここでのポイントは、中央 を外すことで、主役だけでなく脇役も活かすこと。主役と脇役 ができれば、空間にドラマが生まれるのだ。 POINT POINT 逃げる視線を抑える シルエットも 利用する 天地に横線を入れ 35mm 横位置風構図にトライ。下側は地面、 上側は紅葉した木の枝葉を入れてフレーミングしてみた。空の 画面内に縦のラインを入れて奥 部分に何も入れないと、視線が空の方向に逃げていってしまう。 行きを出す構図の場合、写真の 上側に木を入れることで、それを抑える効果がある。 ように木のシルエットを利用し てみるのも手だ。無理に縦のラ インを探そうとせず、その場の 雰囲気を活かすとよい。 縦沿 の道 線の を木 作は り や す い よ ! 何を学んだ? 縦横の概念がない正 方形は、フラットな 構図を意識すれば写真が変わる 印 象 に な り が ち だ。 画面の中に縦のライ ハッセルブラッドで正方形フォーマットの写真を撮っていながら、構図に悩んでい ン( 右 写 真 の 場 合、 た編集部滝川であるが、森谷流 6×6 構図を真似、それぞれのポイントを意識しな 沿道の木)を入れて がら撮るだけで、いつもと違った写真が撮れた。森谷流をマスターし、ゆくゆくは 構成すれば、縦位置 その場の状況に合わせた自分好みの構図で写真が撮れるように日々精進したい。 写 真 の よ う に 見 え、 奥行き感が生まれる。097
ソな憧 TEXTポ発グの極 っ集本さ悪る彼しアカよ のいー ー ら れ / Like Robert Mapplethorpe1ー 表 ロ 法 ま だ て そ で れ 魔 面 を 、 メ ル う エ だ う プ プ ば の 森トさとのりがいのはてかもよスリチにイっ若は 、一 写 谷レれは見な、たも、い、ありキカャ、ズたさこ家9 天と 度 真 修 カーて見解い僕。のわたそろいャのー彼と。、のロ8 は 家 メトいな、男は がいほんうっン時ののい エ世バ9 い 経 が ラ う 験 使 /やるかつ性彼 持 せ ど な 。 そ ダ 代 結 人 う イをー年 天 が う 桑PHOTO、著っまヌの ち つ な 論 果 う ラ 性 び 生 言 ズ去ト3 あ カ 山静名たりー撮 込 物 の 争 た 神 ス と つ や 葉 にっ・月 才才 る メ 章謐人。単ドる み と で が し 話 な も き 写 が 起たメ9 だ ラなの他なをわ 禁 し あ 現 て 化 側 シ は 真 象 因。イ日 写 ろ が花美にる我い 止 て る 実 天 し 面 ン 強 と 徴 す 42 プ 、 真 う 気、し多エがせ と 写 。 に 使 て が ク い ゲ す る歳ル写 家 写。 にエいくロ国つ な 真 日 な か い 、 ロ 。 イ る もとソ真 真 な 写に り 憧 れ 真彼、 が 使 う 家 、真だー取たしたどは焼 がっをた僕術この でっ撮イ の 似若ドら。さ白こ「かと開くう。は館とプそ見てっズ 家ハ 森 てかはれ正のがま極れりくりっそ遠やがリれつもたに 谷 使り、た方世あで度たわほ何としく百でンはめ、セ冒 ッ 修 っし究黒形界りも」モけど度りてて貨きト、る全ルさ セ さ て僕極人フに、深とノプ凝もと、も店たを印こてフれ ル ん みは & と ォ 引 完 い ク ラ 視 何 眺 少 高 で か 生 刷 と 同 ポ 弱 も た完 完 白 ー き 璧 黒 言 ロ チ し 度 め 年 く 催 ら で 物 が 一 ー っ にブ そ い璧 全 人 マ 込 と 、 っ ー ナ た も る が て さ で じ で で に ト て の とに だ の ッ ま も 白 て ム プ 。 周 よ ヴ も れ あ っ は き 、 レ い ラ 一 思ノ ! メ ト れ 思 の よ の リ 回 う ィ 駆 る ろ く な た 同 ー く ッ 人 うッ と ー で て え 中 か 美 ン し に ー け 機 う り い 。 じ ト 自 ド ロ。 こク 、 ル 切 い る に っ し ト 、 、 ナ つ 会 。 見 本 地 に 分 バ とア ま ヌ り っ 美 ま た さ で 穴 じ ス け に 美 る 物 平 至 を 惚を ー は 。 、 メ・ト 写、 手 イ 真 に れ夢、 を 見 手た 。 にプ 好 しル き た ロバート・メイプルソープ ハッ (19 46 -1989) セ ニューヨーク出身の写真家。美術コレクタ ーのサム・ワグスタッフに見い出され、一 躍有名に。黒人男性のヌードや、花、エイ ズに侵されたセルフポートレートなどが有 名。42 歳という若さでこの世を去った。 ル 098
投コう とにてり をた正身添ーだ い提は真の散念定一うので余あー ウ 影 ラ 以 事 い 正 き に 彼 組 (。 方 も え マ せ 他 た 示 違 を が ら す 着 で で 内 見 計 る プ メ ト さ ー 前 実 う 方 た あ の み 形 っ て ッ な の 。 さ う 誘 存 し ら し 等 は 面 つ な よ た イ さ れ ジ の 、 カ 形 。 っ 分 合 こ フ と い ト い ア れ キ っ 在 た 吹 て 質 な を め も う る プ れ て ュ 作 ハ メ 「。 分 た 岐 わ れ ォ も る も 「 ー て 真 て す 。「 き い の い 投 ら の に 所 ル て い で 品 ッ ラ ハ 岐 こ 点 せ ま ー 気 。 ま 正 ト い の い る た 飛 っ 視 被 影 れ は 僕 以 ソ し る 、 は セ だ ッ と と も た た マ に そ た 方 で る あ く 」 だ ば た 線 キ し た 排 は は ー ま も 自 、 ル っ セ な が 、 キ 完 ッ 入 の 、 形 は よ り 。 と そ し 。 と 体 た 被 除 思 、 プ っ の 身 ポ ブ た ル っ 徐 実 真 全 ト っ 意 完 」 な う 方 決 い こ 、 時 な も 被 キ さ い こ が た の の ラ ラ の ブ た 々 は も で の て 味 全 と か な が 定 う に 物 間 っ 、 キ 体 れ 至 の メ の 、 世 ロ ッ で ラ の に そ 多 あ 作 い で 性 い な 気 、 的 地 そ 語 と て 極 体 は 、 っ 完 イ だ あ 界 イ ド あ ッ は 分 の い る 品 た 、 に う か が 眼 瞬 平 の 性 言 キ め も 、 完 て 全 プ っ の 観 ド を る ド ま か あ ) 真 だ の 僕 花 フ 見 し 前 間 へ も も う 真 て 、 自 全 い 性 ル た 完 は の 使 。 」 さ っ た 円 っ は 自 を ォ い て に と キ 蹴 概 に 均 そ 身 性 た に ソ 。 。 いらを生もいいで社 それッ年に真ー入めほ日る属の C て式うがレたパ全 だメ愛きな。っ、会今れたセ代しがプれてど々時さ会M僕がをた、ク美ト性 すイするけ僕て同もかでカル、な撮のた、多で間れ社やは始買わ彼タ術ロは の プ る 男 れ 自 同 じ 時 ら も メ ブ ま が れ キ 。 ハ く あ 日 に 映 、 ま い れ に ー 館 ン な は ル 小 で ば 身 じ カ 代 思 満 ラ ラ だ ら た 真 心 ッ な っ も 々 入 画 そ っ 与 た 高 の キ で い 困 ソ 市 も エ は 作 メ も え 足 1 ッ ま 夢 ら 、 底 セ い た ほ 修 社 を の て え ハ 価 サ ュ あ 。 難 ー 民 な ロ ホ 風 ラ 、 ば だ 台 ド だ を と 僕 惚 ル 給 。 と 行 し 制 後 い た ッ で ム レ り 1 か プ だ く ス モ に を み 、 っ 、 。 超 見 、 も れ ブ 料 そ ん を た 作 大 っ と セ 当 ・ ー 、 9 も 的 。 、 と セ な 使 ん 育 た レ や 高 た ハ あ た ラ を れ ど し 。 す 学 た こ ル 時 ワ タ 理 7 知 な 僕 家 タ ク る っ な っ 。 ン っ 価 。 ッ ん メ ッ 少 で な て 撮 る を の ろ ブ 最 グ ー 解 0 れ も の 庭 ナ シ わ た 違 た ズ と だ 1 セ な イ ド し も い い 影 業 卒 で か ラ 高 ス に 者 年 な の キ や ト ャ け か う 環 1 手 っ 9 ル 風 プ を ず 、 厳 た 部 界 業 あ ら ッ 品 タ し で 代 い を 真 日 ス ル は ら わ 境 本 に た 9 を に ル 手 つ そ し 。 に 大 し る 、 ド 質 ッ て あ 半 。 見 か 常 に で な と け も 。 入 ハ 0 手 キ ソ に 貯 れ い 眠 配 手 。 全 一 と フ コ っ ば 、 くに継 いアキすッ彼つ 願そぐメなに真完セがけだ っのキイいな家全ル彼てが て末真プ。っと性ブでく、 い席家ル てしへラあれ僕 るをはソ いてのッるたと 。死多ー るの意ド所メキ 守いプ こ自識カ以イ真 しがの と分、メとプを た、意 だにそラもル大 い僕識 けとのが言ソき とはを はっ衝もえーく 、絶引 間て撃たるプ結 強対き 違コがらハとび 、、 もりや おさむ 1965 年、東京生まれ。写真家。東 北新社 CM 撮影部、写真家の弟子を 経て独立。著作に『銘機浪漫〜カメ ラが僕にくれたもの〜』、『ライカの 魔法』(ともに枻出版社刊)がある。099
「都市の顔」(2013)より 人混みの中のショーウィンドウ(表参道)2011.3.26 LUMIX-LX5・F4.5・1/800s・-0.7EV・ISO400 TOKYO LANDSCAPE 結城臣雄 Yuki Shigeo LUMIX-LX5/GR DIGITAL/Fine Pix 6800Z・4800Z TOKYO LANDSCAPEは日々変貌する東 京をテーマに、写真家が捉えたそれぞれの東 京のイメージを紹介する企画です。今回は、 10年以上、変わり行く東京の姿を撮り続け ている結城臣雄さんが捉えた東京写真。「都市の襞」(2010)より 住宅地を走る老人ジョガー(志茂)2006.4.21 GR DIGITAL・F7.1・1/930s・-0.3EV・ISO200 100
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