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Camera Magazine January,2014

Published by yonna194, 2015-07-28 05:06:41

Description: Camera Magazine January,2014

Keywords: camera,lifestyle,magazine,fashion

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特集/憧れの名作たちは僕たちの教科書だ! 2014 カメラマガジン 1 エイムック2753名作を見て撮って感じろ アジェを巡る旅 植田調に憧れる ケンナ風長時間露光にトライ! 石内都をたどるinヨコスカ クーデルカ調に渋パノラマを撮るNEW CAMERA REVIEWNikon Dfと銀塩F、パーツ比較Sony α7の描写力Panasonic LUMIX GMの手軽さ高画質OLYMPUS STYLUS 1RICOH GRと歩くイタリアCanon EOS M2 最新情報カメラ少年の街歩き[大阪・南船場]パリのおもしろカメラレポート



2014.1 目次 COVER PHOTO/稲垣徳文 006 WOMAN WITH A TIE003 Catch Light[今月のトピックス] 007 カメラマン手袋と冬の朝 008 充電できるリュック、出ました 009 煌めきを放つコンパクトカメラ 010 MASTERPIECE イヴ・アーノルド 012 WORKS 鬼海弘雄 018 Canon EOS M2/ARTISAN&ARTIST COV-7000SE、ACAM-600N Casio EXILIM EX-10/OLYMPUS SYTLUS 1 022 Nikon Df Dfと銀塩ニコン、徹底パーツ比較 非Aiからナノクリまでニッコールレンズ着せ替え 030 SONY α7R 東京静閑 加納 満 036 Panasonic LUMIX GM 東京タワーの階段600段を歩いて、昇って、撮る! 040 WORKS ROMAN HOLIDAY with GR 小川康博 047 RICOH GR最新トピック 048 FULL SIZE×M LENS SONY α7Rを楽しむ 052 LUMIX GMで解く形と写りの方程式 特集 056名作をツて 撮って感じろ 058 Introduction アジェに思いを馳せて旅を巡る 060 Like Eugène Atget 植田調に憧れる 068 Like 植田正治 石内 都をたどる in ヨコスカ 070 Like 石内 都 コントラストを操り名作風に焼き分ける 072 Like 牛腸茂雄/Irving Penn ジャコメッリ的ハイコントラストに挑戦 074 Like Mario Giacomelli ケンナ風長時間露光にトライ! 076 Like Michael Kenna 雪景色をケンナ風構図で撮る 078 Like Michael Kenna エグルストンのニューカラーにプリントで近付ける 080 Like William Eggleston 082 Like Elliott Erwitt/ アーウィットやドアノーのような情景を描く 巨匠風に愛機×ポートレートを粋に撮る Robert Doisneau 私達も名作に刺激されています! 084 クーデルカ調に渋パノラマを撮る 086 User 林 忠彦のポートレート構図を学ぶ 092 Like Josef Koudelka フリードランダーのテーマ性 094 Like 林 忠彦 森谷流6×6構図を会得する 095 Like Lee Friedlander 天才写真家に惚れ手にしたハッセル 096 Like 森谷 修 098 Like Robert Mapplethorpe



2014.1 目次 100 TOKYO LANDSCAPE 結城臣雄 104 ザ・コンタクトシート 蓮井幹生 106 カメラ少年のぶらり街歩き 大阪・南船場/心斎橋編 110 あの人のカメラバッグの中身 内藤さゆり 112 写真の発祥国の最新事情! パリのおもしろカメラレポート 稲垣徳文 116 チョートクの愛しのカメラたち[Nikon F] 118 瑞光外伝[大野雅人の14-42mm] 120 ハービー・山口の想いを伝える写真 [一流のカメラ] 122 遠くへ行きたい 帆足侊兀[屋久島] 124 世界の写窓から イチャソ・ズニガ[ポートレートに好意的な国] 126 K repairのプレミアムなアクセサリーシリーズ K002 CORDOVAN STRAP 127 田中長徳 最新刊「LEICA, My Life」 128 ANTOLOGIA 130 ロング使用レポート LEICA M SONY α99 SIGMA SD1 Merrill Rollei Sonnar 40mmF2.8 Canon EOS 5D MarkⅡ FUJIFILM X-E2 133 Pick Up LENS FOOD CARL ZEISS PLANAR 80mmF2.8+レンズシェード80 140 読者プレゼント 142 カメラマガジンショッピング [カメラマガジンコラボストラップ ] 143 カメマガ編集部のカメラ日記 144 次号予告005 ※本誌の価格表記は、原則として[税込みの希望小売価格]です。 ※実勢価格は、編集部調べ。時期や販売店によって変動します。

W O M A N W I T H A T I E VOL.2 CAMERA撮影:伊⃻真一 ライカ M で撮影。レ ンズはズミルックスMODEL:ANNA FUNYU 50mmF1.4 ASPH.。HAIR MAKE:maneTIE DATE:ネクタイ 2万6250円(TIE YOUR TIE)CAMERA DATE:ライカM・SUMMILUX-M 50mmF1.4www.tieyourtie.com 006

カメラマン手袋と冬の朝 JACK SPADE/Slow Clap Mittens 無印良品/ミトンにもなる半指手袋 PHOTO/北郷 仁 TEXT/馬庭あい(編集部) JACK SPADE/ Slow Clap Mittens サイズ:全長 250mm  手首周り 170mm 色:レッド 価格:1 万 8900 円 カバー付き半指手袋 =ʠカメラマン手袋ʡは便利 無印良品/ ミトンにもなる 半指手袋 サイズ:全長約 205mm  手首周り約 170mm 色:ダークグレー 価格:1980 円 普段は半指手袋、カバーを被せれば と だ や 携 い 毎 る 赤 ホ 出  自 う 合 忍 の ひ は  な な だ ォ と ミトンにもなる 2WAY 仕様。 カカ か か え っ 朝 中 や ン す 手 分 ひ い 者 ド と の こ と る 。 ト 呼 細かいダイヤル操作などもスムーズ メらでてた手平青マの袋のとがにキつギの納ほ撮グん にでき外撮影に最適。 ラかあ出お袋氏のタがと手つ入なドはャ手得ど影ラでこバ が、り陣決との半カ、いにはるっキ半ッ袋し確もフいとー 恋 冬 な す ま 帽 姿 指 シ か え キ の た 感 指 に た か 保 ァ た 〝を が し の が る り 子 が 手 氏 の ば ュ ミ で か だ 手 プ は 記 に 温 ー の カ 付 く 朝 ら 姿 の に 収 袋 に 中 、 ン ト あ の 。 袋 = 2 憶 ス も の は メ い な は も は 姿 ス め を よ 平 個 と ン る ご ス を 魅 W が ナ ば シ ス ラ た る い 気 、 で ニ ら し る 卓 人 萌 の 。 と ナ は 力 A あ ッ っ ト ト マ 半 。 つ 迫 ゆ カ ー れ て 写 馬 的 え 愛 そ く イ め も Y る プ ち ウ リ ン 指 も が る メ カ て 撮 真 氏 に る ら し 妙 パ る あ な 。 向 り レ ー 手 手 手 漂 く ラ ー い 影 に だ 思 の し て に ー と っ ら き で イ ト 袋 袋 袋 う 穏 を と る す は 。 い だ さ も 気 や き て で だ 、 氏 フ 〟 の 。 。 、 。 。 、007 問い合わせ:ジャック・スペード(ガスリー)TEL 03-5778-3052/無印良品(無印良品 有楽町)TEL 03-5208-8241

PHOTO/北郷 仁 充電できるリュック、TEXT/馬庭あい(編集部) 出ました THE NORTH FACE/SURGE Ⅱ CHARGED SURGE Ⅱ CHARGED サイズ:500×350×210mm 色:ブラック、グリーン 価格:2 万 6250 円 一般的な携帯電話を約 1.5 〜 2 回充電できるモバイルバッテリーを内蔵。 USB コードを介してデジタルカメラなどの電子機器を充電できる。各オー ガナイザーポケット(黒色部分)には衝撃を軽減するネオプレン素材を使用。ラップトップやタブレット用のスリーブをはじめ、パック全体に専用性の高い収納 電て に る に れ し が 内 の  電 1 間部を設けているので安心して収納できる。コンパクトや小型一眼レフ向きのサイズ。 も苛ももがて一計枚フ池にに カ立の唐デもフ画数ィ切なか メちだ突ジそィを、ルれれ電フ池 ラ、かにタれル練本ム=ば池ル残 に怒ら「ルはムる数カ「もマで量 向り、終の自がこをメ終うー充は けの呆了場己足と確ラ了あク電目 て矛然」合のりが認で」っはしに し先とをに責なでしあとと減ては まをし告は任かきなれないりも見 うど、げあだっるがばるう、いえ 。う次らま。た。ら残。間残つな し第れりそと万脳り にりのい 。 ラ る と リ ラ ば 使 き 内 機 る D 「 カ  フ。仲ーッ快わる蔵器画」 S メと ァ全良ブプ適なポしを期は U とは ン身くをトにいケ、充的こ R 喧い を真な備ッ撮移ッ U 電なの G 嘩え そっれえプ影動ト S でデ充 E し、 そ 黒 る る や で 時 を B き イ 電 て 撮 る フ パ な タ き に 配 コ る パ 問 Ⅱ も 影 好ェッどブる充備ーバッ題 C しの ポイク、レ。電。ドックを H ょ道 イスな電ッ背しカをテだ解 A う中 軽量かつ耐久性に ンもの子ト面てメ整リ。決 R がでメインの開口部には止水仕様の も優れる、Joey T1 トカで機用におラ理ー電し G なデジッパーを採用。大切な電子機 Power Supply モ だメあ器スはけをでを子う E いジ器を保護する。 バイルバッテリー。 。。 問い合わせ:ザ・ノース・フェイス原宿店 TEL 03-5466-9278 008

TEXT/山本怜央(編集部) 煌めきを放つ コンパクトカメラ ハッセルブラッド / ステラ特別限定モデルステラ特別限定モデルレンズ: 10.4-37.1mmF1.8-F4.935mm 換算:28-100mm撮像素子: 1.0 型 Exmor CMOS センサー有効画素数:2020 万画素大きさ: 約 109W×59H×36Dmm質量: 約 252g(ボディのみ)価格: 31 万 3500 円 てブ部限 いラ分定 てッにモ かドはデ っ 、 ル 通常モデルには付属しないケースもセットさ こ の 細 だ れ、イタリアのデザインセンターが手がけた い H か け 洗練されたデザインをトータルで味わえる。 い な の 。 が ハ ツ 刻 印ッー さセト れルン愛 貴 人 ひ リ な 決 メ  比 ラ ル か 木 優 引 の だ 所 を ブ 名  台 を 士 わ 影 真 持 ル Nハ用 方 と と ー っ 定 ラ 技 べ ー の さ の し く 特 。 有 ベ ラ を ラ の 軽 が れ は を ち ブ Aしにはきにて的も術引を前をグく独別こすーッ冠テカく地、全撮込ラ Sては違わ注きなあ的き採面与リ手特モれるスドしンメす球今て影んッ A 関ッいピっ煌力て個るに締用はえッになデに喜にがた語ラるへもハしでドのわセき ッ た め い 性 程 は ま し 特 て プ 馴 形 ル 、 び 外 ソ ス で が た の 月 ッ て 以 5 宇 り ルた タ カ き し る を 度 ど っ 、 徴 く は 染 を が 各 も 観 ニ テ 「 あ め 帰 面 セ き 来 0 宙 は ブい リ メ を た 今 見 の の た 単 的 れ 、 む し 登 色 追 を ー ラ 星 る 残 還 に ル た 、 0 飛 深 ラ1 だ ラ 放 こ 、 い レ メ 印 色 な る 他 。 た 場 5 求 デ の は 」 。 し の は ブ 。 多 C 行 い ッ台 ろ を っ の ラ だ ベ ー 象 の ツ 。 に 特 グ し 0 す ザ R 、 を て 際 、 ラ 月 く を 士 。 ドだ う 持 て カ グ し ル カ だ 通 ー 特 は に リ た 0 る イ X ハ 意 い に 宇 ッ 面 の 宇 が 約 と。 。 ち 見 メ ジ に に ー 。 常 ト 別 な 、 ッ 。 台 モ ン 1 ッ 味 っ 積 宙 ド で 宇 宙 ハ 50 宇 長 た え ラ ュ く 達 の 版 ン モ い 天 プ 目 限 デ し 0 セ す た み 飛 で の 宙 船 ッ 年 宙 く い る は ア く し カ と カ デ 暖 然 は を 定 ル た 0 ル る 12 荷 行 行 撮 写 に セ 前 の 。 、 、 、 、 、0 0 9 問い合わせ:ハッセルブラッド・ジャパン TEL 03-6434-9567

EveArnoldイヴ・アーノルドprofile1912 年、ロシア系移民の子としてフィラデルフィアに生まれる。1946 年、ニューヨークの写真現像修理工場で働いている時に写真を始める。1948 年ニュー・スクールにてアレクセイ・ブロドヴィッチに写真を学ぶ。1951 年にマグナムに参加した初めての女性写真家となる。1957 年に正会員となる。50 年代は「ライフ」などに作品を発表。60 年代からは、活動拠点をロンドンに移し、旧ソ連、中近東、中国など世界各地を取材。また、下写真が表すようにマリリン・モンローとも親しく、貴重なプライベートシーンを数多く残している。そのひとつが 1955 年に撮った左の写真だ。マリリン・モンローの寝顔が撮れたのも彼女との信頼関係があってのことだろう。2012 年 1 月 4 日ロンドンにて死去。©Eve Arnold / Magnum Photos 010

©Eve Arnold / Magnum Photos011

昨夜、つい酔っ払って喧嘩をしてしまったという男 1985A man who said he'd just had a drunken quarrel 1985鬼 海 弘 雄KIKAI HIROH 012

日本一の理容師の息子を持つと話すひと 2001 A woman who told me that her son was the number one barber in Japan 2001013

新宿区中井 1985 Nakai,Shinjuku-ku 1985自分の体を通して考えた事だけしか 写真には写らない 014

中央区佃 2003 Tsukuda,Chuo-ku 2003 け 話 「 2 写  品 「 を か 章 っ 良  日 で だ し は こ 「 り 求 言 東 ら 「 は 着 度 だ 人 まど で 目 年 真 当 に 普 見 ら 二 て 氏 大 々 稼 ろ ま な と 表 立 が う 京 、 4 、 て は ろ 物 、、のそが時な通せダ氏いが学をいうえいだ現てあ。の都年すバ県うへ そ そ 前 ん 主 、 る の ら イ を た 、 の 送 と ば と と と て り 心 大 会 間 ぐ ー 職 。 の い ず こ り の な 流 日 の 人 れ ア 紹 関 カ 恩 っ で 思 、 思 思 は い 、 の 学 の 遊 に に 員 大 興 。 次 に ゃ 事 写 で 常 に を た ン 介 係 メ 師 た は い そ い う 、 た そ 奥 を 女 び 物 足 に 人 味 こ 頁 は 楽 が 真 、 を 驚 撮 。 ・ さ で ラ で 」 辞 、 の な 。 世 よ れ 底 受 性 た 足 を な の が れ の 何 だ 写 を 鬼 写 い っ ア れ 、 毎 哲 め 短 生 が 自 界 う が に け だ い り 踏 っ 世 そ だ 略 も と 真 撮 海 し た て ー た 編 日 学 、 期 活 ら 分 を だ 鬼 表 た ろ 。 な み た 界 そ け 歴 写 や に っ さ た 」 、 バ 。 集 で 者 読 の に 、 に 丸 。 海 現 」 う 恋 く 入 が へ ら で を っ っ な た ん コ そ ス そ 者 連 の 書 現 安 就 そ ご さ 者 と と 愛 な れ 、 憧 れ も 見 ててる。もン れ のしの載福 に場住職んと んへ笑思すっる背れる、て いいっ 1 ポ が 写て山を田 耽仕すしな見 をのっっるた生広、ここほ なたて 〜ラ 作 真彼岸持定 る事るて才る 駆希ててな。活を一とのし015 TEXT/市井康延

き が 「 家 飾 写 ム  な の 「 出 想 船 職 場  時 に か る 来 将 を り 真 を 約 ん 虐 睡 し 以 に 工 所 自 、初 写 っ 写 る 来 目 、 は か 8 だ め 眠 た 上 乗 か に 分 め る た 真 か 、 指 山 カ ろ か ろ は は 人 に っ ら 置 の て も 。 家 ら フ す 岸 メ う 月 う 容 少 も き た 遠 こ 居 僕 の 今 に 、 ァ こ 氏 ラ じ で と 赦 な い つ 。 洋 う 場 は で 思 な 自 イ と か 毎 て 、 想 な く た く た 航 と 所 写 は う れ 分 ン を ら 日 撮 十 像 く 、 。 、 だ 海 考 を 真 な と と で ア 奨 本 で 影 数 し 、 激 寄 そ に え も 家 い 、 ア プ ー め 格 7 し 本 た 軍 務 港 の 出 、 っ に と 写 ド リ ト ら 的 ペ た の 」 隊 。 地 生 る 造 と な 気 真 バ ン の れ に ー 。 フ は 男 で 活 マ 船 過 っ づ が イ ト 時 た 写 ジ そ ィ こ 社 逃 は グ 所 酷 た い 簡 ス で 代 。 真 を の ル う 会 げ 予 ロ の な 」 た 単ハッセルブラッド500C/M40 年来使うハッセルブラッドは、浅草を撮り始めた時、 鬼 費 場 約  の な な か デ 「 く 特 竜 と 初 り  に を恩師の福田先生が買ってくれた。毎月 5 千円ずつ返済した 海 に で 半 82 仕 い ら 撮 パ 東 煩 選 門 だ は 、 自 勤 もが、先生の方は完済など全く期待していなかったそうだ。 さ充期年年事かなっー京悶にで。 1 そ宅めら初めて買ったキヤノン F-1 は質屋で求め、続く EOS-1 は中 んて間間にをらいたトのの選あそ 9 ことまい古カメラ店で購入。「あと新品は伊奈信男賞の副賞でもら はた工、思し、。。のス時ばるの 7 で勤し、ったニコン F4 だけ」と笑う。 結とと暮いてビそだ屋ナがれ A 年 3 人めた約ち の た た ア  が の ば り 人 「 り 月 婚 い し ら 立 い ル の け 上 ッ 続 た P 、 年 を 先 」 3に だ 。 が の肝 見 あ あ 、 間 イ だ に し う て し っ ま の 頃 ど に プ く が A 新 、 撮 の 年、 け 撮 、 洗炎 ら ら ら そ の ン っ な 、 が 働 た て し メ は 面 来 を 。 、 賞 人 20 り 間 間自 を り 水 礼と れ ゆ ゆ こ 原 ド た っ 長 、 い 。 、 た ン 写 白 る 撮 そ に 写 代 始 に 、分 撮 た は をマ る る る に 点 は 。 た 男 そ た 自 イ 」 テ 真 い 人 ろ の 応 真 後 め 浅 プの る い 合 受ラ 」 人 時 行 が 坩 ば が の 金 動 ン ナ で 写 を う 後 募 家 半 た 草 ロル う も っ けリ 間 代 け あ 堝 か 4 時 を 車 ド ン 食 真 何 と 、 し の の 。 が ラ 、 か 、 旅 工 で ス え に 年 、 長 、 登 こ 最 あ ボは  な 分 い 「 た 人  う 緊 と が 「 き も に の  ぐ 他 に 「 の セ の 肖 る 境  ら は を ー変 技 い の と 感 ら は 分 多 張 難 第 彼 た い 似 職 被 ら 人 ど 他 み ル 撮 像 ポ 内 85 れ な 変 ルわ術と体磨性す面かく感し一ら時るた場写いとれ人でブ影写ーの年るくえがらが写をかは表白りはがいだを間。人で体にしだを行ラを真ト朱かも、て定な進真通れ体現く尽交大。か撮、そで会にしてけ撮なッ始のレ塗らの肉面まい化にしな験に、くわ事相らる歴の、っ選か見自るっドめよーり浅だ眼白っ。 し は て い や な 見 せ し な 手 、 壁 史 姿 彼 た ぶ な て 分 ん て と た う ト の け で い た て 写 考 し 経 り る な て の を 50 に が に ら 人 の ら い を だ い 80 が に と 壁 草 を 見 写 。 も ら え 、 験 得 人 い い で 知 m 連 浮 は の や は な た 見 け る ミ 、 撮 、 に 寺 撮 て 真 画 、 な た き で る に 存 ま 、 る 以 れ か 人 中 、 、 い ら る ど 。 リ そ る 東 立 に る 興 を 角 そ い こ ち 訓 。 希 在 せ 会 こ 上 て び が に 故 こ よ 、 か 、 の れ シ 京 た 来 こ 味 狙 や の 」 と ん 練 望 だ ん 話 と 離 行 上 生 は 郷 れ 」 免 。 そ レ は リ の せ る と を う レ 一 じ と し を か 」 は よ れ く が き 自 の ま 許 た の ン ハ ー 街 て 人 だ そ の ン 点 ゃ 自 な も ら そ り る の る て 分 人 で 証 だ 中 ズ ッ ズ を 撮 を 。 そ で ズ 、 。 、 鬼海弘雄 Kikai Hiroh 1945 年、山形県寒河江市生まれ。高校卒業後、山形県庁勤務を経て、法 政大学文学部哲学科へ。卒業後、トラック運転手、造船所工員、遠洋マグ ロ漁船乗組員などで働き、写真家になる。88 年、浅草寺境内で撮影した ポートレート作品「王たちの肖像」で伊奈信男賞、日本写真協会新人賞を 受賞。海外でも個展、写真集を発表し、高く評価されている。 016

青森刑務所での服役中、短歌を詠むことを覚えたという男 2003 A man who took up writing tanka verse while serving time in Aomori penitentiary 2003017

CAMERA magazine NEWS 注目の新製品情報 カメラやレンズの新製品や、旬のトピックをお届け!原寸大 Canon EOS M2 改良を加えたミラーレス2代目 EOS のミラーレス一眼シリーズ、EOS M の後継機だ。最大の特徴はオートフォーカ ス機能の性能向上。「ハイブリッド CMOS AF Ⅱ」を採用し、合焦速度が速まってい る。シリーズのプロダクトイメージをつけ るという目的で、外観は前機種を踏襲。内 部構造の見直しで、小型・軽量化、Wi-Fi 機能の搭載など、細かな部分の改良を施し た。「快適に撮る」というシンプルな点を 推し進めた 1 台だ。 spec. 撮像素子 APS-C CMOSセンサー 有効画素数 約1800万画素 レンズマウント EF-Mマウント 大きさ 約104.9W×65.2H×31.6Dmm 質量(使用時) 約238g(ボディのみ) 発売時期 12月20日予定 価格 オープン        (参考価格6万4800円 ボディのみ)4ポジションの撮影モードダイヤル 動画撮影モード 動画でも大型センサーを 活かした美しいボケ味表 現や、高感度撮影が可能。シーンインテリジェント 応用撮影モード カラーはブラックとホワイトの 2 色。オートモード(静止画) ホワイトはレンズキットのみ販売。 シャッター速度や絞りなど、 自分の意図に合わせて設定 を行うことができる。 簡単撮影モード 撮るシーンを設定することで、こだわ りのある写真を撮ることができる。 018

EOS M2はここが進化! 4.Wi-Fiを内蔵 無線通信できる Wi-Fi 機能を内蔵。プリンターとワイヤレス接続してプリ 1.オートフォーカススピードの向上 ントできる。スマートフォンと接続することで、リモート撮影や、撮影画 像の確認ができる。 先代の EOS M はファームウェアアップデートで、オートフォーカスの合 焦速度を最大約 2.3 倍向上させた。EOS M2 はそこから更に最大 2.3 倍高 5.エフェクトショットモード 速化することで、シャッターチャンスに強くなった。 クリエイティブオートモード選択時に、通常の写真と表現効果のかかった 写真の2枚を同時に撮影できる。積極的にエフェクトをかけた写真が撮影 2.小型・軽量化 できるようになった。 体積比・質量比約 8% の小型化を実現。Wi-Fi 機能の追加などブラッシュ 6.ミニチュア動画撮影 アップをしつつも質量でおよそ 24g 軽くなり、より持ち歩きがしやすくな 人気の高かった「ジオラマ風」フィルタを動画撮影時にも適用できるよう った。 になった。ミニチュアの世界観を引き立てるため、撮影時に再生速度を選 択可能。 3.撮影後画面がブラックアウトしない スピードライト 90EX 一般的に撮影後プレビュー画面は一瞬ブラックアウトするが、EOS M2 の レンズキットには EOS M2 大きな特徴として、このブラックアウトが起こらないように改善された。 のボディに合ったコンパク 途切れることなく撮影に集中できる。 トなストロボが付属する 純正アクセサリーも充実 ネックストラップ ボディジャケット ブラウンを含む 3 色。 ハンド ストラップ ARTISAN& ARTIST ARTISAN & ARTIST ACAM-600N COV-7000SE コバがおしゃれな革製ストラップ 定番カメラバッグの限定色 アルティザン・アンド・アーティストから牛革製ストラップが登場。職 キャンバス地を使用したカジュアルなデザインのカメ 人たちが時間をかけて丁寧になめしたレザーは柔らかく、手に巻きつけ ラバッグに若々しい印象の限定色、ネイビーが登場。 た際にもよく馴染む。コバの赤がアクセントになっている。色は定番の 定番のブラックでは、大きなポケットが付いていた部 ブラック、ブラウンにオレンジを加え三色展開。 分は、11 インチのノート PC が入るクッション付きポ ケットへと変更が加えられている。 ブラック ブラウン オレンジ 取り外し可能なインナ ーケースは、上部が巾 ACAM-600N 着式で閉じられる。 サイズ:855-1505×30mm 両端のテープ幅:10mm 重量:63g COV-7000 素材:牛革・ポリエステル 価格:各 8925 円 サイズ:350Wx270Hx110Dmm 重量:1085g 素材:表 - 帆布・牛革 裏 - ナイロン・ポリエステル 価格:31500 円019 PHOTO/北郷 仁 TEXT/山本怜央(編集部)

Casio原寸大 EXILIM EX-10 『好画質』を叶えるカメラ EXILIM EX-10 は、カシオのコン パクト最上位モデル。1/1.7 型有 効 1210 万画素のセンサーと F1.8 -F2.5 の明るいレンズを搭載する。 新たに搭載した「プレミアムブラ ケティング」モードは、優れた連 写性能を活かして 1 回のシャッタ ーで 9 枚を撮影する。5 軸方向対 応の手ぶれ補正や、可動範囲の大 きな液晶、自立スタンドなど、多 彩な機能を盛り込んだ。様々な撮 影シーンに対応できる万能コンパ クトだ。 spec.幅広く動くチルト式大型液晶 レンズ 6.0-24.0mmF1.8-F2.5 35mm判換算 28-112mm3.5 型の大画面は上向き約 180 度、 撮像素子 1/1.7型高速CMOSセンサー下向き約 55 度に開くチルト式で、 有効画素数 1210万画素様々な撮影スタイルに対応する。 大きさ 約119.9W×67.9H×48.6Dmm 質量 約344g(本体のみ) 価格 オープン(実勢価格約7万9800円) 自動開閉するレンズキャップ レンズと連動して開閉するレンズキャップが付属。 装着したまま電源オンですぐに撮影できる。自立スタンドを内蔵 快適な操作性 ワンシャッターで9種類の写真を撮影液晶の裏に格納されているスタンドを立てれば、 レンズベース部にはファンクションリングを配置。 「プレミアムブラケティング」モードは、シャッタカメラを自立させられる。 ステップズームや各種設定を割り当てられる。 ーボタンを 1 回押すだけで、「ホワイトバランス」と 「絞り値」など、2 種類の撮影設定を変化させなが ら 9 枚を連写撮影する。撮影後に最適な 1 枚をゆっ くりと選ぶことができる。 020

FIRST IMPRESSION手のひらサイズの OLYMPUSプレミアムコンパクト STYLUS 1オリンパスの STYLUS 1 は、約 400g と、手のひらに乗るほどコンパクトなボディーに明るい高倍率ズームレン 一眼ライクのスタイルと、広角から超望遠までカバズを搭載したカメラだ。ミラーレス一眼 OM-D 譲りの一 ーする高倍率レンズを持つ。コンパクトカメラなが眼ライクな外観と操作性を備える。強力な手ぶれ補正と、 ら、全域開放値F2.8の明るいレンズを活かしたボケ3 段相当の減光が可能な ND フィルターを内蔵し、多様 表現ができる。開放望遠で撮りたくなるカメラだ。な場面で満足のいく撮影を楽しめる。 PHOTO/北郷 仁 TEXT/山本怜央(編集部)約 52.5mm 威圧感を与えない姿 高倍率レンズは、周りの目を引く大 型のモデルが多い。STYLUS 1 なら、 300mm 相当まで望遠させても、ス タイルはコンパクトなままで、どこ でも気兼ねなく撮影ができる。 約 85mm広角時(35mm換算:28mm相当) 約 96mm望遠時(35mm換算:300mm相当)主な仕様 6.0-64.3mmレンズ 28-300mm35mm判換算 1/1.7型CMOSセンサー撮像素子 1200万画素有効画素数 約116.2×87×56.5mm大きさ 約402g(電池及びメモリー含む)質量 オープン(実勢価格約6万9800円)価格 Olympus STYLUS 1・F2.8・1/800秒・-0.7EV・ISO100・300mm相当 Olympus STYLUS 1・F2.8・1/500秒・+0.7EV・1/500秒・ISO160・300mm相当 PHOTO/米山信義 PHOTO/米山信義 望遠時もしっかり寄れる。コントラストの高い被写体だが、解像 感が高く、シャドーの階調もしっかりと保たれている。 明るい望遠レンズならではの、強い圧縮効果が楽しめる。柔らかなボケも美しい。021

Nikon Df 見て、触れて、撮って愉しむカメラ ニコンFシリーズのDNAを受け継いだデジタル一眼レ フカメラ「Df」。名機と呼ばれるニコンの銀塩一眼レフ のエッセンスがちりばめられたデザインはどこか懐かし い佇まい。久々に眺めて、触れて、そして撮ることが楽 しい、カメラ道楽のための本格一眼レフになっている。 PHOTO/北郷 仁 TEXT/青山祐介 022

Dfを全方位から眺める Top Front Bottom Back Side カラーバリエーション は上のブラックと左の シルバーの 2 種類。 Side 主な仕様 35mmフルサイズ(36×23.9mm)CMOSセンサー 撮像センサー 1625万画素 有効画素数 ニコンFマウント(AFカップリング、AF接点付) レンズマウント FX:上下とも約100%/約0.7倍(50mmF1.4) ファインダー視野率/倍率 TTL位相差検出方式 AF方式 1/4000〜30秒、B、T シャッター速度 約143.5H×110W×66.5Dmm 大きさ 約765g 質量(使用時) オープン(実勢価格 本体約28万円) 価格 楽 な と コ こ も 確 い メ 使  ふ に M ロ っ に 露 ン ニ う  っ す の の る な 部 た な D モし ら に ン は あ か と ラ え 過 と 似 8 ー く 据 出 ト ッ メ 非 く る も ワ 度 ど は か か f み手も党モるにいの、去思た以なりえををコー A りとのクに、 F もっを たのかなデか D う姿写のっ存降リ撮て決合ーカ i 眺、でワ我テ風した、セン い中くらルも f こも真レた在のズるケめわルーレめそはク々ィ、れと膨ンタ カでに今ごしはと銀をン。なデムのーてせをのンてんなこはザダな感らスー メ ア も 回 と れ や 塩 撮 ズ の ジ も ブ 撮 、 付 粋 ズ し な い そ 一 ー イ い じ ま が ジ ラ レ 、 は に な や か 時 る 資 か タ が い ル る ダ け な ま ま 宝 か が 喜 映 ヤ 。 た せ 組 ュ が コ ニ 呑 派 い 〝 ら 代 お 産 も ル 似 い レ 。 イ 、 計 で う 探 。 D 一 像 ル 確 人 た み 。 D レ コ ん 閥 が 狙 そ と 作 が し M 合 。 リ さ ヤ そ ら 使 。 し D f 憂 が は か は 期 合 名 f と ン で の 、 っ う 変 法 ご れ 型 う そ ー ら ル の い え 気 f の し 公 F に そ 待 わ 機 だ 触 フ お あ ま た 感 わ や っ な ラ カ ん ズ に を 都 。 る 分 を 魅 た 開 3 ペ う に さ の 。 っ ァ こ る あ 〟 じ ら 、 そ い イ メ な で 三 回 度 M と で 手 力 。 さ な ン 思 満 っ エ て ン う ニ そ 感 た な カ り と カ ラ ス じ 脚 し ピ F い じ に そ こ れ ど タ っ た た ッ 。 。 。 、023

カバー開閉ノブ F2 Dfと銀塩ニコン、 Df 徹底パーツ比較カバーを開けると SD カード F2 の裏ブタ開閉ノブを模したバッテリー・SD カードカバースロットとバッテリースロッ 開閉ノブ。フィルム交換のためのパーツを、SD カードとい どこか懐かしさを感じさせる佇まいの Df。そトが現れる。バッテリーはこ う同じʠ記録メディアʡを交換する部分に使う演出がニクい。 んな Df にニコンの往年の名機のエッセンスをの Df と D5300 で新たに採用 探してみると、使っていた人であれば覚えのあされた「EN-EL14a」を使用。 るパーツを見つけることができる。このカメラ は、ニコン銀塩一眼レフファンなら必携の一台 なのだ。ここでは、銀塩ニコン各機種と Df の パーツを編集部が調べて比較してみた。 グリップ FA う中グ現 Df に指リ行 しをッニ FA にオプションのグリップを付けた姿に似 てグプコ たデザインの Df。上面が前に傾斜したフォ 握リ力ン ルムは、F3 のグリップのエッセンスも感じる。 るッで一 とプあ眼 持上るレ ち端がフ やに、に す引写比 いっ真べ 。掛のや けよや るう劣 よにる プレビュー/ファンクションボタン ボディライン F タら上 Df F4 FM2 Mイ F か 2 ルMら 系。 2 見 にレあて 見リた八 えーり角 るズま形 デボでの Df ザ 受 フ イ タ け ォ マウントベース右脇に同じ大きさのボタンが ン ン 継 ル 並ぶスタイルは、この位置に AE-L/AF-L ボタ だ と が ム ンが並ぶ F4 に似ている。ボタンは F2 風か。 。 合 れ は わ る F せ ス か 、 電源スイッチ FM Df シャッターボタンを囲う刻みの付いたリングは電源スイッチ。 指当たりをよくする「ソフト このʠギザギザのリングʡというモチーフは、F の「A-R リ シ ャ ッ タ ー レ リ ー ズ AR-9」 ング」や FA のシャッターボタンのロックに見てとれる。 を取り付けることもできる。シャッタースピードダイヤル ダイヤルの形状 デー縦円 シャッターボタン 出キォシ Df ス A ク 黒 Df ザス溝筒 Df そなルャ イピのの うどムッ テ E ボい F ンー滑上 FM2 な、、タ ッモタ文 にドりの そ F そー プーン字 もダ止方 のMしボ シャッターボタンにはケーブ のドを盤 とイめに マ 2 てタ ルレリーズ用ネジ穴を装備。 文の備の てヤが、 ン系鏡ン アナログな操作感が楽しめる。 字﹁え中 もル施上 マののは が A る央 よはさ下 のフよそ F3 あ ﹂ ス に く、れ 2 デァうの しにタシ 似 F た段 ザンに大 ら代イル てやシに イな光き わえルバ い F ャな ンらるさ れてはー る 2 ッっ 。涙メや て1 Fの 。のタて い/ 3 ロ がッフ る 3 風ッ 。。 TEXT/青山祐介 024

今回比較した ボディの塗装 た装ィマ レンズ取り外しボタン をデ F レ Nikonロゴ わ時ンペ往年のニコンカメラ Df ち。にグ Df 被ザMン Df ゆ代のン り F 施ネ せイ/ズ るの C タ Df のデザインのモチーフは、F F3/T め 3 さシ FM2 たン F の F3 〝太 I 部 からF4までのF 一桁シリーズや、 ん/れウ よ。 E 取 縦いロ前 FE、FA、FM 系の中堅モデルと 塗 T たム う黒系り ロゴゴ面 いった、1970 〜 1980 年代のカ 装の上ダ ないの外 ゴシのの メラが金属ボディだった頃のエ をチ品イ 上ボ多し 〟ッ斜ロ ッセンスが多く用いられている。 思タなキ 品タくボ をク体ゴ いンレャ でンのタ 採体では ニコンF(1959) 起素ザス 凝にモン 用をは、 こ材ート っメデは し使な現 ニコンF2 さにト製 たッル、 てっく在(1971) せ施ーの つキと F いた、の るさンボ くの同 2 る、 F ニ 。れ塗デ り筒じや 。い 3 コ 。 ボディ左の盛り上がり F3 Df ニコンF3(1980) ニコンF3P 今なおニコンの一眼レフに何らかの形で採用される左前面角(1983) の指かかりは、ジュージ・アーロがデザインした F3 に初め て設けられた。Df のそれは F3 と極めて似た形となっている。 ニコンF3/T(1984) セルフタイマーランプ F3 Df ニコンF4 四角い窓を上下に分割したような赤いセルフタイマーランプ(1988) は、F 一桁シリーズで初めて電子シャッターとなった F3 の デザインそのもの。スクエアなボディフォルムによく似合う。 ニコンFA(1983) 感度/露出補正ダイヤル FM3A Df ニコンFM 左肩の感度と露出補正値のダイヤルのあたりは、FE/FE2 や F (1977) M3A に似ている。周囲の細かな刻みの滑り止めや中央のロッ クボタンのデザインは、シャッタースピードダイヤルと共通。 ニコンFM2 (1982) トップカバー FM2 ファインダー窓 F3P Df Df ニコンFM3A (2001) Df の佇まいを象徴するペンタ部のトップカバーは FM2 のフ 丸いファインダーアイピースはニコン一眼レフ上級機に共通 ォルムそのもの。スクエアで端正なフォルムは、普遍的な一 したデザイン。四角いペンタ部に大きく丸いファインダーア025 眼レフカメラのアイコンとして誰しもがイメージする形だ。 イピースの組み合わせは、さながら F3P を彷彿とさせる。

非AiとAiレンズの違い ガのレ両 可倒式露出計連動レバー 非Aiからナノクリまで 非Aiレンズ イかン者 ドをズの る連りマ ニッコールレンズ着せ替え Aiレンズ のボの違 こ動値ウ 有デ開い とレ情ン Df のデザインはニコン歴代 MF 機の融合体といっても過 無ィ放は でバ報ト 言ではない。だからこそ Df は色々なレンズが似合うの で側絞、 非ーを部 ではなかろうか。膨大な F マウントレンズの多くが装着 判にり設 Ai が ボ 右 できるので、新旧取り揃えて、似合うレンズをルックス 断伝か定 レあデ上 重視、なおかつ独断と偏見でチョイスしてみた。 でえらし ンるィに きる何た ズ。には AiAF NIKKOR 35mmF2D る露段絞 もこ伝絞 実用一辺倒の 35mm。プラスチ 。出絞り 装れ達り ック外装だって似合う! F2 の 着をすリ コンパクトさは取り回しがいい。 計っが で跳るン 描写もシャープで文句なし。 連たそ きね露グ 動もの る上出の 。げ計絞NIKKOR UD Auto20mmF3.5フィルター径 72mm の大柄な超広角。やっぱりニッコールオートの金属製のピントリングは心ときめく格好良さがある。 AiAF NIKKOR 28mmF1.4D 28mm に 見 え な い 外 観 が、このレンズのアイデ ンティティ。Df とのバラ ンスもいい。中古でもい まだ高価である。Ai ZOOM NIKKOR 43-86mmF3.5 Ai NIKKOR 50mmF1.8S(輸出版)鏡胴に彫られた被写界深度を示すラインカラーが美しい。描写性能はかなり微妙だが、ニ 外観はピントリングまでプラスコンファンなら味わうべき。中古も安価だ。 チックという廉価版のレンズ。 50mm に し て は 薄 く、Df の 軽 快感が増す組み合わせだ。 PHOTO & TEXT/北郷 仁 026

New NIKKOR 55mmF1.2 F2 の時代、ピントリン グがラバーを巻いたニュ ーデザインに。標準レン ズ で 5mm 長 い F1.2 は、 前玉が大きく通好みかも。 NIKKOR N C Auto AiAF DC NIKKOR 135mmF2S 24mmF2.8 最初のボケ味コントロール機能付きレンズ。 後期の C タイプはマルチ ちりめん塗装で高級感があり、いかにも望遠 コートで発色が良く、現 レンズ然とした大きな口径が素敵だ。 行 Ai-S と 描 写 は さ ほ ど 変わらない。デザインで Ai NIKKOR 85mmF1.4S 選ぶならこちらを。 吸い込まれそうな F1.4 の前玉。 現 行 の AF ニ ッ コ ー ル よ り も、 AF-S VR Micro NIKKOR デザインとしてはこちらの方が 105mmF2.8G IF-ED Df に似合うように感じる。 ナ ノ ク リ、VR 搭 載 の マ イ ク ロ レ ン ズ。 Ai Micro NIKKOR 太い鏡胴で大柄なの 55mmF2.8S で、Df に 装 着 す る 数少ない MF レンズの現 と少し不思議。描写 行製品。奥まった小さな は文句なし。 前玉がチャームポイント。 とびきりキレのいい画質 NIKKOR S Auto 50mmF1.4 を Df で楽しみたい。 F の時代、定番のニッコールオー ト。ルックスの面でも標準レンズ AiAF-S ZOOM NIKKOR は安心の 1 本。中古でも高価では 17-35mmF2.8D IF-ED なく、入手しやすい。 広角ズームはやはり便利。 ロングセラーの現行製品だ が、Df は 絞 り 環 の あ る レ ンズで操作を楽しみたい。 ずんぐりしたデザインも○。027

写す楽しみを 味わえるカメラ Df は新しいデジカメなのに、何年も連れ添って、操作 に慣れたカメラのような気がしてならない。絞り環のあ るタイプのニッコールレンズを装着すると、フィルムカ メラの F3 などと使い勝手は大差なく、楽しく撮影がこ なせそうだ。数あるニッコールレンズの中から数本をチ ョイスして、街に繰り出してみた。Nikon Df・AF-S NIKKOR 50mmF1.8G(Special Edition)・F2・1/250s・ISO400 Nikon Df・AF-S NIKKOR 50mmF1.8G(Special Edition)・F2・1/80s・ISO12800古いタイプライターを窓からの自然光のみで撮影。このレンズ、見かけは古 なんの変哲もない深夜の住宅地の交差点。赤信号の道路へのわずかな反射も、高感度いが中身は最新設計なので、文句なくいい描写。ボケ味も標準レンズらしい。 ISO12800 は、見た目以上にドラマチックに描き出してくれた。 AF-S NIKKOR 50mmF1.8G(Special Edition) AF-S ニ ッ コ ー ル 50mmF1.8G を もとに、デザインを変更して Ai ニッコールに似た感じに仕上げた レ ン ズ。Df と バ ラ ン ス が よ い。 既に発売されている他のレンズも、 このスペシャルエディション仕様 を発売して欲しい! ピクチャーコントロ AiAF NIKKOR 28mmF2.8S ールは風景。WB を 電球光にして日没後 初期の AF ニッコールレンズはピ の 青 空 を 強 調 し た。 ントリングが細く、MF での操作 25 年以上前の AF レ 性は良くないが、描写性能は悪く ンズだがとてもよく ない。そしてこの 28mm は軽量か 写る。 つコンパクト。Df でピントをAF に 任せると、実に軽快に撮影できる。Nikon Df・AiAF NIKKOR 28mmF2.8S・F8・1.6s・ISO400 PHOTO & TEXT/北郷 仁 028

NIKKOR HC Auto 85mmF1.8 1974 年 6 月発売。多層膜コート 仕様になり、カラーの発色が向上 した C タイプの中望遠レンズ。フ ィルター径が 52mm と小さめだ が、レンズは思いのほかずっしり していて、Df とのバランスは良好。 ボ ケ 味 は や や 硬 め。 開放近辺ではハロが 出るので柔らかい描 写になりがち。絞り 込むとコントラスト も上がり、硬質なニ ッコールらしい描写 になる。 Nikon Df・NIKKOR HC Auto 85mmF1.8・F2・1/1000s・ISO800 絞り込んでも周辺が う っ す ら と 落 ち て、 主題を強調するよう な特徴ある描写をす る。私はこれが気に 入っていて未だ大切 に愛用している。 Ai NIKKOR 18mmF4 1977 年 6 月発売。前玉が張り出 した独特なルックスもさることな がら、描写性能も個性的、かつ秀 逸な超広角レンズ。いまや中古市 場でも希少なこのレンズは、不思 議と Df に似合う! Nikon Df・Ai NIKKOR 18mmF4・F11・1/400s・ISO200029

S O N Y α7 R 加納 満 Kano Mitsuru α7Rをじっくり構えて撮影すると、東京の 静けさと、息 づく人 々の 生 活が 見えてき た。フルサイズならではの、解像感と余裕 ある光の描写を堪能する。 SONY 今回使用したレンズ α7Rα7Rの主な仕様 FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA撮像センサー フルサイズを小さいサイズで。 ソニーの α7 シリーズは、それ 焦点距離 28-70mm 焦点距離 55mm有効画素数 を極限までおこなった。上位機 レンズ構成 8群9枚 レンズ構成 5群7枚ファインダー形式 種 α7R はフルサイズ機では最 最短撮影距離 0.3-0.45m 最短撮影距離 0.5mAF方式 小最軽量でありながら、α 史上 フィルター経 55mm フィルター経 49mmシャッター速度 最高画質を謳う有効画素数約 大きさ 最大経×長さ 72.5×83mm 大きさ 最大経×長さ 64.4×70.5mm大きさ 3640 万のミラーレス一眼だ。 質量 約295g 質量 約281g質量(使用時) 希望小売価格 6万1950円 希望小売価格 10万3950円価格 35mmフルサイズ(35.9×24.0mm)、 ʠExmorʡCMOSセンサー 約3640万画素 1.3cm(0.5型)電子ビューファインダー コントラスト検出方式 静止画:1/8000〜30秒、バルブ 約126.9Wx94.4Hx48.2Dmm 約465g オープン(実勢価格21万9800円) 030







αパ ま イクでズトのセなミン 4 7仕ラサ 0 R上ーー万は レ を 画 有げ ス 搭 素 効に 機 載 の 画な 同 し 35 素っ 様 て ㎜ 数て に も フ 約い コ 、 ル 3る ン 今 サ 6。 034

共通データ SONY α7R FE 28-70mmF3.5-5.6OSS・ F6.3・1/160s・ISO1600 何故か惹かれる場所。無機質 なコンクリートでも、光の濃 淡が生まれた瞬間に、人間の ドラマが始まるような期待と 予感がする SonnarT*FE 55mmF1.8ZA・ かのう みつる F8・1/200s・ISO1000 広告カメラマン 最新カメラ いつも歩く青山の裏通りで耐 を数機種使って、カタログ性 用年数を経たとも思えない建 能の差を写りの差として実感 物が取り壊されていた。廃墟 できる時代は終わったと感じ に惹かれる気持ちは薄いけど、 た。これからは撮っていて楽 色と形に目が止まった しいカメラに出会いたい。 FE 28-70mmF3.5-5.6OSS・   F11・1/1250s・ISO1600 れずがド丈テば拾はういよ密での になもう感純 目黒川沿いの桜並木。春の花 る使けよ夫ーしいシこがっな、は逆とセ、こ想正 見時期には歩けないほどの人 8 っ、りとルにやャと必て写軽、にてッ妙とはレ 混みになるけれど、紅葉して × た三も思をもすッだ要、真く長注もテなに、ン 殆どの葉が散ってしまった今 10 。 脚 数 え 崩 耐 い タ 。 な 大 が 小 所 意 好 ィ 派 尽 極 ズ は、自転車が一台だけ。 のポを段るしえ。ーコ場型撮さのす感ン手きめを 気ケ使速シかる微をン面カれな裏るがグさるて装 SonnarT*FE 55mmF1.8ZA・ 分ッえくャねき細押パもメるボ返べ持にをが細着 F8・1/6s・-0.7EV・ISO12800 だトる切ッなめなすクでラとデしきてでな、密し カメラに極端な負荷を掛けた っに場るタい細ブシトてのいィとだたきく色なて 写 真。ISO12800。 実 際 は 肉 たも合こーのかレョなきようでなと。るしに描撮 眼による識別が難しい程の闇 。入はとスでいがッボたうこもる感 とた関写影 と極端に明るい光源が同居し ている。 れ迷をピ、デ大クデとなと超部じ こ自しとし らわ心ー大ィ伸をィい扱に細分た ろ然ていた035 PHOTO&TEXT/加納 満

東京タワーの階段600段を歩いて、昇って、撮る!タワー内部から鉄骨越しに眺めると、いつもと少し違う新鮮な東京の景色が広がる。超コンパクトなLUMIX GMをお供に、足取り軽く階段を昇って撮影してみた。PHOTO&TEXT/北郷 仁 TEXT/山本怜央(編集部) 600段を昇ったカメラマンの北郷さん 晴れた日の大展望台か カメラと東京タワーの らは、ビルの合間に東 粋な関係「この大きさで、レンズを変えられるなんて、コンパクトカメラより数倍楽 京スカイツリーも見え しい! レンズ 2 本持っての階段 600 段も、全く苦にならない」と、LUMIX る。都内だけにとどま GM のコンパクトさと写りを実感していた。 らず、近郊の風景も一 望できる。 昇ると貰える 「昇り階段 認定証」 階段の要所要所で励ま してくれたノッポンブ ラザーズからの踏破認 定証。階段で昇った人 だけが貰える。東京タワーを一緒に昇ったカメラ 景南ン鉄 が側ボ塔パナソニックの新しいミラーレス一眼 LUMIX GM。コ 見なーのンパクトカメラと同じ大きさで、マイクロフォーサーズ らのブすマウントのレンズ交換式。小型サイズと写りの両立で、 れでリきアクティブな撮影のお供にもピッタリ。 る、ッ間 。南ジか 大展望台 東がら 150m かチ臨 らラ海 036 南リ副 西!都 ま  心 で階と の段レ 風はイカメラ片手に東京タワーを昇ろう! っ点へフ て。 6 ッめったに昇ることのできない階段は 600 段。エ いこ 0 トレベータ−で一気に別世界、という東京タワー るの 0 タの楽しみ方もいいけれど、風を感じながら、一 そ 階 ウ歩一歩昇って見える景色は違って見える。600 う 段 段 ン段と聞くと躊躇してしまうが、ゆっくり昇って だ は 続 屋も約 20 分。撮影しながらだとラクラク昇れて 。 非 く 上しまうので、ぜひ挑戦してみよう。 常 階 に 階 段 あ概要 土曜・日曜・祝日 段 の る上り階段営業日 11:00 〜 16:00(雨天時は中止) の ス 、営業時間 820 円(大人・大展望台のみ)料金 役タ大 割ー展 もト望 担地台 ©TOKYO TOWER

Panasonic LUMIX GM・LUMIX G 20mm Ⅱ・F8・1/2000s・-0.7EV・ISO400階段を昇るたびに、徐々に視点が上がっていくのが面白いポイント。鉄塔越しの眺めは新鮮。フェンスのすき間にレンズを少し入れて撮ってみた。小さな GM ならではのカット。

Panasonic LUMIX GM 世界最小サイズのレンズ交換式カメラ LUMIX GM。片手に すっぽりと収まる本体にはマグネシウム合金を採用しており、 堅牢性に優れている。本体前面部を覆う合皮素材は手によく 馴染み、ホールド感も良好。高画質、拡張性、スタイル、三 拍子そろったカメラだ。主な仕様 マイクロフォーサーズ Panasonic LUMIXマウント 4/3LiveCMOSセンサー GM・LUMIX G VARIO撮像素子 約1600万画素 12-32mm/F3.5-5.6有効画素数 映像検出によるTTL方式 ASPH./MEGA O.I.S.・AF方式 静止画:1/16000〜60秒 F5.6・1/160s・-0.7EV・シャッター速度 約98.5W×54.9H×30.4Dmm ISO400大きさ 約204g(本体のみ)質量 オープン(実勢価格約7万5900円) 階段の途中、フェンス価格 の端にひっそりと目立 たないようにつけられPanasonic LUMIX GM・LUMIX G 20mm Ⅱ・ た 2 つの鍵。12-32mmF4.5・1/500s・-1EV・ISO400 の望遠側、グッと寄っ て絞りは開けぎみに。大展望台 1 階にある、タワーから 145m 真下を覗くことができるガラス張り 背景をほどよくボカしの床を利用して。ガラス面の傷や汚れを写り込ませないためには、レンズを て鍵を強調してみた。ガラスに密着させて、あまり絞り込まずに撮るのがオススメだ。 ボケ味もいい感じだ。 038

Panasonic LUMIX GM・LUMIX G VARIO12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.・F8・1/500s・ISO200大展望台 1 階から南西方向。ちょうど午後の逆光と、もやにつつまれた立体的な街並みが迫ってきた。コントラストが高めのダイナミックモノクロームモードで、その光と立体感をドラマチックに描写してみた。

ROMAN HOLIDAY with GR Ogawa Yasuhiro 小川康博 040

RICOH GR・F5.0・1/1600s・-0.7EV・ISO100ローマ旧市街。どこを切り取っても画になる、というのはこのような場所のことを言うのだろう。狭い路地空間に GR の 28mm の画角が絶妙にフィットする。

↑RICOH GR・F4.5・1/1000s・-1.0EV・ISO100 ↓RICOH GR・F4.0・1/125s・-0.3EV・ISO100ローマの旧市街ほどストリートフォトに最適な空間はありえない。通りを行き 雨上がりの午後、旧市街を散歩していると黄色いフィアットがオーラを放ちな交う人々に GR のレンズを向ける。一瞬一瞬が日常というドラマのワンシーン。 がら路肩に停まっていた。GR はメタリックな質感描写も秀逸だ。

↑RICOH GR・F4.0・1/320s・-1.7EV・ISO100 ↓RICOH GR・F4.0・1/40s・-2.0EV・ISO200土曜日の夕刻、旧市街の広場が突如「踊りの空間」と化した。音楽が鳴り響き、 夕暮れ時のような暗い場所での撮影ほどコンデジが面目発揮する瞬間はない。ダンサーたちが人々の拍手喝采を浴びながら踊り始める。幸せな国、と思った。 空からシャドーまで、フィルムでは成し得ないディテールの緻密な再現性だ。

るロ RICOH GR F4.0 1/750s -0.7EV ISO100・教ー ・会マ ・もに ・街はの白光が景よにく白似の合アうク。セ午ン後トのを太添陽えにる尼。僧このの僧白衣をが写白真くに輝残きし、た遠いくとに思見うえ。 044

RICOH GR・F5.0・1/1250s・-0.7EV・ISO100 旧市街、ナツィオナーレ通り。陽光に鈍く輝く石畳の路面を、GR のレンズがシ ャープな質感で描写する。デジカメ特有のこの尖った描写、私は嫌いではない。 RICOH GR・F5.0・1/1600s・ISO100 路地に置かれたレストランのテーブル。何気なく撮った一枚だけれど、今回の045 旅で一番のお気に入りの写真はこれ。ローマの記憶がこの一枚に詰まっている。

小川さんのG R 撮 影スタイル RICOH GR 今まで何台かデジカメを使ってきたけれど、真剣に写 真を撮るために買ったのはこの GR が最初である。使 ってみて、コンデジの理想のひとつがここに具現され ていると感じた。このカメラに出会えて幸せだと思う。 リコー純正の外付け ファインダーのデザ インが今イチ好きに な れ な か っ た の で、 あえて他社製の製品 で勝負。液晶モニタ ーが見づらい時など かなり重宝している。 手首に巻いて使うのにちょうど良いものを探していた ら、アルティザン&アーティスト × マップカメラのス トラップに行き着いた。満足できる質感とデザイン。 おがわ やすひろ エフェクトで「ポジ シャドー部をしっか フィルム調」に設定。 り表現でき、かつ空 1968 年、神奈川県生まれ。 濃厚な色彩を際立た も白トビしない GR フリーの写真家として、日 せるため、露出はア は輝度差があるシー 本やアジアをフィールドに ンダーに。 ンに向く。 活動を続けている。2008年、 『Slowly Down the River 往 時には自分の影も楽 (い)にし方(へ)の三峡 し む。 こ の よ う に を め ぐ る 旅』( ク レ オ 刊 ) 堂々と構えてスナッ を 出 版。2009 年、 日 本 写 プできるのが楽しい。 真協会賞新人賞を受賞。 www.ogawayasuhiro.com   プテのラことうフ液 っ自いーの G ンMのコ こをてあにるはちこでィコウのいもィ晶たた分うテカ R 機 6 はンそと持、ま追こ一会と今渋 ザ ン ン 機 う な ル モ だ 。 の こ ィ メ は 材 + G デ ん で っ せ り わ と 週 う にくンデドに訳くムニひ 眼のンラ私。エ R ジなあてっなれも間こな現秋決&ジシ購で違カタと と カ グ で に だ ル 。 を 訳 る 行 か い て 考 。 と り 地 、めア用ェ入、和メーつ 足 メ に あ と か マ ふ 買 で 。 か く か 真 え 愛 に 、 で 縁れーのイし外感ラを不 でラ機るっらリだう、 なのも剣た機なそ私あばテフプた付を人睨安 確の敏。て、ーんここ い初しにけ、っののっ気 ィ ァ が 。 け 感 間 み が か 評 な ス ま 28 ト の と の のイれ写れラたオ個て分 ス イ 愛 選 フ じ と な あ め 判 反 ト さ ㎜ 28 撮 に 機 も タ な 真 ど イ の ー 展 ロも ト ン ら ん ァ る し が っ てを応リにの㎜影し会 も リ い を 、 カ で プ が ーだ の ダ し だ イ こ て ら た み、をーう画がでたに っ ア 。 撮 個 M あ ニ 開 マん ス ー い の ン と ど の 。 たぜ見トっ角私は。奮 た 、 か る 展 6 る ン 催 をだ ト 。 ニ は ダ だ う 撮 そ いひせ・てをのラ選発 い カ と 時 の を 。 グ さ 旅ん ラ ア コ そ ー っ し 影 れ ととるシつ持メイんし な メ い 間 準 携 滞 に れ し盛 ッ ル ン の も た よ に は 思もとュけつイカだて い ラ っ は 備 え 在 立 る た 。 、 、 。   とロばうカー間こ難レすう こダ表くれジジよフカち影町 で撮事自りそーらなメトがとめンるか写とー現陽にタフうィメのモ並ロあ影だ分上んマくコラに日でいズ人驚真でにし光せルィなルラけーみーるへ。をがな の 手 ン は 自 常 あ た を 々 い を 色 補 て に っ は ル ナ ム の で ド の マ 。 の カ 盛 っこ 街 離 デ 、 然 風 る 視 向 に た 撮 彩 正 み 彩 か 得 ム チ 調 エ G で 美 に や メ り てと 角 す ジ ラ に 景 。 線 け ( の り は 。 た ら く 意 の ュ 」 フ R あ し 入 る ラ 上 くを に こ な イ 溶 と デ で て か は 始 よ シ い れ の と よ ラ に ェ 片 る さ る 気 に げ る思 佇 と の カ け な ジ 睨 み な 、 め り ャ 。 た 南 す う ル 設 ク 手 。 に と も 対 て 。っ み が だ で 込 っ カ み て り ス て ビ ド 露 街 欧 る な な 定 ト に 個 初 、 俄 す い そた な で ろ は む た メ 返 も 強 ト 気 ビ ー 出 を で よ 鮮 色 。 は 街 展 日 降 然 る く う。 が き う な こ 昨 を し 、 引 リ づ ッ 部 は よ あ う 烈 彩 ネ あ を の か り 出 愛 の 、 ら な 。 く と 今 手 た 誰 な ー い ド 分 つ り る に な よ ガ え 歩 準 ら 注 て 着 っ こ 、 い G G の 、 に り も 感 ト た に が ね 鮮 。 思 色 り カ て き 備 一 ぐ く が て う 私 か R R で ス す し 私 じ を 、 際 締 に や き う 彩 も ラ 「 回 も 気 陽 る 湧 結 や は も 、 の き ト る な を で 闊 と 立 ま ア か ら 。 を 、 ー ポ っ そ に 光 も け 構 っ ふ 。 し よ る リ 人 い 非 ) 歩 い つ る ン に め そ デ ポ の ジ た っ 撮 と の ば 大 て 。 。 、 046

RI C O H G R 最 新トピック GR Limited Edition GR といえば黒い。フィルム時代から黒い。愛用者の持ち物やファッションまでな ぜだか黒い。そんな GR 代々の「正統ブラック」のイメージを心地よく裏切る限定 モデル「GR Limited Edition」が登場した。グリーンのウェーブトーン塗装を施し たボディに木目調グリップを配し、専用アクセサリーを付属。鉱石のような、銀河 のようなその神秘的カラーは、見る人を虜にする。世界限定 5000 台・9 万 9800 円 操作ボタン、ダイヤ ルもシルバー仕上げ。 ボディカラーとマッ チしてサイバー的な クールさが漂う。 黒を基調とした木目調のグリップ。 マットと光沢が程よいバランス。 背面の一部にも採用されている。 シルバーのリングキ 「ウェーブトーン塗 ャップとダイヤカッ 装」は二層の処理に ト仕様のレンズネー よって生まれる艶や ムリング。 かな質感が魅力。深 みのあるグリーン。 特 別仕様のアクセサリーも付属 「GR Limited Edition」のボディカラーに合わせた特別仕 様のアクセサリーが付属する。 機 能拡 張ファームウェア公 開 GR Limited Edition カメラ本体 GR の最新ファームウェアが 10 月から公開中だ。 フード&アダプター 表面に縮み塗装を採用。高 シャッター速度が 1/2500 秒まで設定でき、クロ GH-3 Limited Edition 級感が漂う。 ップに 47mm(35mm 判換算)が追加されるな ど、8 点の機能拡張や変更内容が適応される。 ネックストラップ GS-3 Limited Edition ソフトケース GC-5 Limited Edition047 TEXT/馬庭あい(編集部) 問い合わせ:リコーイメージングお客様相談センター TEL 0570-001313

FULL SIZEM LENSα7のシンプルで一眼レフスタイルの小型ボディと、 Mマウントレンズの相性は抜群。見た目はもちろんのこと、ライブビューでピント合わせもしやすい。Mマウントの新しい楽しみ方が増えた。 PHOTO&TEXT/加納 満 TEXT/山本怜央(編集部)α7ボディ フォクトレンダー 今回使用したレンズ有効画素数約 2430 万画素、重量約 VM-E Close Focus Adapter ライカ 474g のミラーレス一眼。フルサイズ機としてはコンパクトにまとまっ ライカ M マウントレンズや、M マウン エルマー 35mmF3.5ており、アダプター経由のオールド ト互換レンズを装着できるマウントアダレンズ装着とも相性がいい。実勢価 プター。繰り出し量 4mm のヘリコイド 1930 年に登場したライカ初の広角レ格約 14 万 9800 円(ボディのみ) が組み込まれている。レンズを最短撮影 ンズ。1950 年までの 20 年間で約 4 万 距離にセットしてアダプター側のヘリコ 2500 本が作られた。オールドレンズ イドを繰り出していくと、レンズ本来の らしい柔らかな描写が特徴だ。 最短撮影距離よりも短い距離で接写が可 能だ。希望小売価格 3 万 8640 円。 ライカヘリコイドを繰り出して寄る! ズマール 50mmF2.0VM-E Close Focus Adapter にズマール 50mmF2.0 を着けて近接撮 1933 年発売のライカ初の大口径レン ズ。仕上げの素材、最小絞り値の違い影を試す。ヘリコイドのお陰で、大幅に寄れている。アダプタを使 などで数多くのバリエーションがある。うことで、M マウントレンズの最短撮影距離を超えて撮影できるの カールツァイスも、α7 ならではの楽しみだ。 プラナー T* 2/50 ZM でズ 「M システムレンズの新標準パフォー 撮マ マンス」を標榜するモデル。高解像力 影ー と、徹底したフレア・ゴーストの制御 。ル が特徴。希望小売価格 7 万 8750 円。 50 フォクトレンダー ㎜ の ウルトロン 21mmF1.8 Aspherical 最 短 21mm で大口径の最新レンズ。絞り 撮 開放でもピントがシャープ。最短撮影 影 距離が 50cm と寄れるので、撮影の幅 距 が広い。希望小売価格 11 万 6445 円。 離 で 離ヘ あ はリ る 約コ 1 52 イ m ㎝ド まを で繰 短り く出 なし って てみ いた た。 。最 短 撮 影 距 048

F2・1/500s・-1EV・ISO3200 ライカのレンジファインダー用レンズは、ここまでしか 寄れないという写真。あらためて見ても本当に寄れない 印象。そのもどかしさが良いというのもあるけれど。 α7 ライカ ズマール 50mmF2.0 α7 カールツァイス プラナー T* 2/50 ZM F4・1/2500s・-1EV・ISO1600 アダプターのヘリコイドをいっぱいまで繰 り出して撮った自転車のチェインホイール。 一眼レフのレンズと遜色ない近接撮影が可 能になったと言っていいだろう。049 TEXT/加納 満

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